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日付2022/08/02/

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日本語教師の資格は独学でも取れる?習得する方法をご紹介!

日本語教師の資格は独学でも取れる?習得する方法をご紹介!   日本語教師の資格取得を目指す方の中には、さまざまな理由から独学で日本語教師の資格の勉強をしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし実際に独学で日本語教師の資格は取れるのか、何を勉強したらいいのか漠然とした不安を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は日本語教師の資格を独学で習得する方法をご紹介します。日本語教師の資格取得に向けて何から始めたらいいのかわからない、独学で勉強したいという方はぜひ参考になさってください。   独学で日本語教師になるためには何をどう勉強するべきか   日本語教師は一体どのようにしたらなれるのでしょうか。2021年の時点では日本語教師の国家資格は存在せず、資格を持っていなくても日本語を教えることはできます。しかし日本語学校、日本語教育機関で日本語教師として働くためには、一般的に以下の3つの条件のいずれかに当てはまることが採用条件とされているのが今の現状です。 -------------------------------------------------------------------- 1.大学で日本語教育の主専攻または副専攻を修了する 2.420時間の日本語教師養成講座を修了する 3.日本語教育能力検定試験に合格する -------------------------------------------------------------------- これらの条件の中から日本語教育能力検定試験に合格し資格を取ることが、日本語教師を独学で目指す方法となります。大学や特別な講座を修了していなくても日本語教師を目指したい方は、日本語教育能力検定試験の資格取得のための勉強を行いましょう。   日本語教育能力検定試験に独学で合格するためには 日本語教師を独学で目指す場合、日本語教育能力検定試験の資格取得が必要ということが分かりました。では独学で試験に合格するにはどのくらいの勉強時間と知識、対策が必要なのでしょうか。 日本語教育能力検定試験は年1回、毎年10月に全国7都市で開催されています。 JEES公益財団法人「日本国際教育支援協会」の調査(引用:JEES公益財団法人日本国際教育支援協会)によると令和2年度の応募者は11,316人、そのうち合格者は2,613人で合格率は23%でした。昭和62年から現在までの合格率は17%から26%の間で推移しており、日本語教育能力検定試験の合格率は低く、難易度が高い試験といえます。 日本語教師の資格を独学で取得するのに必要な時間は早い方で3ヶ月、しっかりと取り組む場合の学習期間の目安は約6ヶ月〜1年程です。日本語教育能力検定試験は試験Ⅰ、試験Ⅱ、試験Ⅲの3つの試験から構成されており、幅広い試験範囲に対して対策をする必要があります。 独学で日本語教師の資格習得を目指す方には転職やキャリアアップを目指す社会人、またこれから働きたいと考えている主婦の方は多いのではないでしょうか。 仕事や家事育児で忙しい時間の合間をぬって試験の勉強をするのは簡単なことではありません。 実際に日本語教師の試験に独学で合格された方々の声をまとめた記事によると日本語教育の市販のテキストで知識を得て、過去問題集を使い過去の試験の傾向を知り対策しています。 実際にフルタイムの社会人として働きながら、たった4ヶ月で日本語教育能力検定試験に合格した方が独学での勉強法を紹介した記事も参考になるのでぜひチェックしてみて下さい。   独学で日本語教師の資格を取得するメリット・デメリット いざ日本語教師の試験合格を目指そうと思った時、独学で勉強するメリット、デメリットはそれぞれどのようなものか見てみましょう。   独学で資格の勉強をするメリット① 費用を抑えられる 独学で日本語教師の資格の勉強をする最大のメリットは、お金をかけずに資格を取れるという点でしょう。日本語教師になるための日本語教師養成講座を受講する場合、約40〜50万円の費用が必要です。しかし独学で勉強する場合、テキストや過去問題集などの教材を購入する費用と受験料で数万円しかかかりません。 金銭的に余裕がない方でも自分の努力次第で日本語教師を目指せるのが独学のメリットです。   独学で資格の勉強をするメリット② 時間や場所の自由度が高く自分のペースで手軽に始められる 独学で資格取得を目指す場合、いつでもどこでも勉強することができます。移動時間や寝る前の数時間など隙間時間に自分のペースで進められるので、仕事が忙しい社会人や家事育児に追われている主婦の方にはぴったりの勉強法といえます。 また通学の必要がないので海外在住の方や出張が多い方、近くに受講できる学校がない方でも問題なく学べるのが独学のメリットです。   独学で資格の勉強をするデメリット① モチベーションの維持など自己管理が必要 独学で勉強をするのは自由度が高い半面、モチベーションの維持が大切になります。 またカリキュラムがないため、10月の試験に向けて具体的にいつ頃、どの範囲を勉強していくかスケジュールを立てて計画的に勉強する必要があります。どのように計画を立てたら良いのかは、一日に取れる勉強時間や勉強のペースに個人差はありますが、「日本語教育能力検定試験」独学10ヶ月での合格体験記では実際に独学で合格した方の10ヶ月のスケジュールが紹介されているので参考にしてみると良いでしょう。   独学で資格の勉強をするデメリット② 教壇実習などの実践勉強ができない 大学や日本語教師養成講座を受講する場合、日本語学習者に対して実際に指導をする教壇実習を受けることができます。 独学ではそのような実践的な勉強をする機会がないため実践力が身につきづらいのが難点です。それを補う対策として、教壇実習のみの講座を受ける、またはボランティアを通じて実践的な勉強と経験を積むのがよいでしょう。 独学で試験合格に望む際はメリットは存分に生かし、デメリットは把握した上で一つ一つクリアしていくことが大切です。いずれにしてもコツコツと試験合格に向けて地道な努力が必要になります。   独学で日本語教師を目指すためのおすすめの勉強方法 いざ独学で日本語教育能力検定試験の合格を目指そうと思っても、何から始めたらいいのか戸惑う方も多いかもしれません。 限られた時間の中で独学で試験合格を目指すには、効率的な正しい勉強法が必要です。そこで具体的にどう勉強すればいいのか、おすすめの独学勉強方法をご紹介します。ぜひ参考になさってください。   ・学習計画を立てる まず独学で勉強を始めるにあたり大切なことは、勉強の計画を立てることです。講座を受講するのとは違い、独学の場合カリキュラムなどは用意されていません。何をいつまでに勉強するかを自分で考え学習計画を立てることが必要です。 日本語教育能力検定試験合格に必要な勉強時間は約400〜500時間と言われています。試験日までの時間を逆算し、勉強内容の計画を立てることが肝心です。ここで大切なのはせっかく考えた学習計画が計画倒れにならないよう、無理のないペースで計画を立てるようにしましょう。   ・勉強時間の確保をする 独学で勉強をする上で、モチベーションの維持は大切かつ難しい問題でしょう。「時間があれば勉強の時間に充てる」という意識では勉強時間が不十分になりがちです。そうならないためには勉強を生活の一部に組み込んでスケジュール化することが大切です。 寝る前のインプットは脳の記憶に定着しやすいと言われています。反対に、朝起きてからの時間は脳の働きがよく、アウトプットに向いています。夜寝る前にテキストを読み、朝起きたら過去問など問題集で勉強する時間を一日のスケジュールに組み込んでしまいましょう。   ・テキストと過去問題集を上手く活用する 日本語教師の勉強を独学でするにはテキスト選びは大変重要です。「日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」は日本語教育能力検定試験におすすめのテキストなので用意するとよいでしょう。 そして実際に独学で日本語教師の試験に合格された方のほとんどが過去問題集を使った勉強を重点的にされています。過去問題集を使って勉強すると過去の試験の傾向が把握でき、自分が解ける問題と解けない問題がはっきりと分かります。テキストを全て丸暗記する勉強法よりも効率的に試験対策の勉強ができるおすすめの勉強法です。   日本語教師の資格は独学でも取れる?習得する方法をご紹介!まとめ 日本語教師の資格は大学や講座の講義を受けなくても独学で取れることがわかりました。日本語教師になるには年齢は関係なく、誰でも目指すことができます。しかし日本語教育能力検定試験の合格率は低く、簡単にとれるものではありません。 日本語教師になるという意志を強く持ち、自分に合った勉強法で資格取得に向けて頑張ってみてください。

日付2022/08/02/

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日本語教師の資格試験|独学で合格できる?

モチベーションを一定に保てれば大丈夫 日本語教師の資格とは   基本的に日本語教師になるための資格は特に必要なわけではありません。自宅で日本語の個人レッスンによって、日本語を教えている人もいらっしゃるでしょう。しかし国内外で日本語学校に就職をしようとした場合には、日本語スキルがどの程度なのかを証明することが必要です。   以下のような試験や講座で、スキルを証明でき仕事を獲得しやすくなります。   日本語教育能力検定試験 全養協日本語教師検定 日本語教員養成講座 大学や大学院での日本語教師課程主副専攻   検定試験は日本語教育能力検定試験と全養協日本語教師検定の2種類がありますが、全養協の試験は『日本語教師の実践力』を測る試験です。そのためまず日本語教師になるためには 日本語教育能力検定試験の合格を目指すということになります。 日本語教育能力検定試験の概要 日本語教育能力検定試験は、公益財団法人『日本国際教育支援協会』が運営しています。日本語の文法や話し方だけではなく、社会や文化まで幅広い出題がされるので計画的な準備が必要です。 受験資格 日本語教育能力検定試験は受験資格は特になく、どなたでも受験できます。『にほんごの凡人社』が発行している各年度の『日本語教育能力検定試験 受験案内』に添付している出願書類を利用してください。受験できる条件はこの受験案内を購入することのみです。 出願(試験の申し込み) 出願期間は、2021年の場合は7月5日(月)~8月2日(月)でした。基本的にこの時期の月曜〜月曜の4週間です。 出願に必要なもの 願書:『日本語教育能力検定試験 受験案内』に添付された書類 受験料:14,500円(税込、2021年の場合)添付された振替振込用紙を利用して支払い 出願:公益財団法人 日本国際教育支援協会に提出   試験日は年に1度1日のみです。2021年は10月24日日曜日でした。 試験会場 試験会場は北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、九州にそれぞれ1〜3カ所です。ご自宅から遠い可能性もあるので調べておきましょう。 試験形式 試験Ⅰ :90分 100点 日本語教育の基礎的な知識 試験Ⅱ: 30分 40点 音声を媒体とした出題形式 試験Ⅲ: 120分 100点 現場対応能力を測定 以上の3種類の試験は、間に休憩を挟んで1日で終了します。試験Ⅰと試験Ⅱは、全問マークシート方式、試験Ⅲは、マークシート方式と一部記述式で実施されます。   独学で勉強するメリット・デメリット 独学で勉強するメリット・デメリットを見ていきます。性格にもよるのでご自分に合うかどうかを判断する目安にしてください。   日本語教師の資格を独学で取得するメリット   自分のペースで勉強ができる 受講料を倹約できる 通学の時間やお金を倹約できる   受講料は一般的に40~50万円くらいです。参考書などテキストは、2,000円前後ですから自分でテキストを購入して勉強した方が節約になるでしょう。 また時間配分も自分のペースでできるので、仕事やその他のことを犠牲にする必要がありません。生活のリズムを変えることなく、勉強ができることが大きなメリットでしょう。   日本語教師の資格を独学で取得するデメリット   自分ですべて用意する必要がある わからないことを質問できない 実践力がつかない モチベーションが続かない   何を勉強しなくてはならないか、試験の傾向、テキストの選択などを全部自分で解決していかなくてはいけません。また試験に新たな条件が出てくることもあり、そのような情報を自分で見つけ出す必要があります。 勉強をしていて分からない時に、テキストを上から下までじっくり探して、それでも理解できないこともあるでしょう。受講していればすぐに質問して解決できることもあるので時間が無駄になってしまう可能性があります。無駄に時間を費やすと敗北感を感じてしまう人も。 そういった気持ちはモチベーションにも影響してしまいます。独学での受験を成功させるためにはモチベーションを保ち続けることが大切です。途中で諦めないように、ネットなどを上手に利用して問題を解決します。そのときわからなくても、毎日勉強しているとわかるようになってくることもあるので、あまり一つのことにこだわらないことも大切です。 また学校に通って講座を受講していると実際に教える体験ができる模擬授業などで実践力をつけることもできます。日本語教師の資格を勝ち取ることだけが目的ではありません。独学で大丈夫かな?と迷いがある方は、具体的に仕事をすることも考えて決めてください。   独学で日本語教師の資格を取るためのポイント 資格試験に合格するためには、用意をして計画を練る必要があります。次のようなプロセスでスケジュールを作成してください。 試験までの期間を確認する 試験の概要・全体像を最初に把握する 試験日までの期間に合わせて勉強しなくてはいけないことを配分する 基礎・基本を理解する 過去問を解く 傾向を知る 試験までの期間を確認する   まず、試験の用意にどのくらいの期間が必要なのかを考えましょう。 ネットで検索すると独学で合格した人たちの体験記があります。3ヵ月、4ヵ月、7ヵ月、10ヵ月などさまざまな準備期間でした人たちがいますが、ベースになる知識が人それぞれ異なるので、一概に独学によって3ヵ月で合格できるともできないとも言えません。 個人差はありますが、今まで日本語教育に関わったことのない人は、10ヵ月程度は必要でしょう。自分は何ヶ月の準備期間が必要なのかを正しく判断することが大切です。 日本語教師の資格を取ろうと決心した場合は、試験日までの月数を計算してスケジュールを立てて頑張っていきましょう。   試験の概要・全体像を最初に把握する   どのような試験が行われるのか、公式サイトや過去問題集で確認しましょう。出題範囲は公式サイトでpdfが用意されており細かい項目まで確認可能です。どのようなカテゴリーがあるのかを整理しておいて、過去問を解く際にどの項目の問題なのかをチェックすると傾向が見えてきます。   試験日までの期間に合わせて勉強しなくてはいけないことを配分する   試験日まで何ヵ月あるのかをまず確認し、3〜5区間に分けてそれぞれの区間で目標ややるべきことを設定します。試験間際の最後の1ヵ月は、全体の見直しと弱点克服にしておきます。 区間ごとに目標を立てると、モチベーションを保つためにも役立ちます。 基礎・基本を理解する 『日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド』や『日本語教育能力検定試験に合格するための基礎知識』『日本語教育能力検定試験に合格するための本』といった参考書をじっくり読んで基礎を知ることから始めます。合格した人が利用した参考書を参考にしてください。 最初はこれもこれもたくさん参考書を買ってしまいがちですが、多くて2冊を選んでじっくり読み込んでください。知らない言葉は用語集やネットで調べるようにして、読み進んでいきます。この段階では分からないことがあっても問題ありません。分からない点は付箋をつけるなどしおきましょう。 過去問を解く 基礎を参考書で一通り見た後に過去問や練習問題に挑戦しましょう。最初は全部間違ってしまっても気にしなくて大丈夫です。ほとんどの問題はマークシート式で選択肢ですが、意外と難しいことがわかるでしょう。 ただ答え合わせをするだけではなく、なぜそうなるのか考えたり例文を作成したりして問題を分析することが大切です。間違いがちな点はもう一度参考書に戻って、基礎をしっかり勉強し直します。 試験日が迫ってきたら、本当の試験のように時間を測りながら過去問を解いてみましょう。時間配分を考えることも、試験では大切なポイントです。 傾向を知る 時代と共に日本語教師検定試験の出題傾向は変わっています。日本語を学びたいと思っている人の傾向が変わっていることが一つの理由です。現在、地方の自治体にも外国人が多く住むようになりました。生活をする外国人が学ぶ日本語は、大学に入って勉強したい人や日本に興味があるという一時的な滞在者とは異なります。 また日本語教師資格による仕事は日本語教師だけではなく日本語コーディネーターなど生活する外国人を理解し支援する仕事も含まれるようになりました。 一般財団法人 自治体国際化協会が発行している『現場レポート』などにも目を通して試験の傾向を知ると共に、日本語教師という職業のあり方を考えていくことも大切です。 また2022年(令和4年度)より、日本語審議会が取りまとめたレポートをベースに出題範囲が変わるのでチェックをしておきましょう。   合格率はどのくらい?   日本語教育能力検定試験を受けるにあたって気になるのは難易度です。合格率はどのくらいなのでしょうか?   主催しているの公式サイトでは受験者数と合格者数を1987年(昭和62年度)の第一回からグラフにしています。『日本語教育能力検定試験 応募者・全科目受験者・合格者数 推移』で見られます。   このグラフによると試験を実施し始めた頃はは合格率が20%を切っていましたが、ここ数年は28〜29%前後です。(申込者ではなく、実際に受験した人の数で計算しています)4人に1人以上が合格できるので、きちんと準備をすれば大丈夫といえるでしょう。試験の準備クラスを受講すると合格率が50%を超えると発表している学校もあります。 これは学校の授業が独学より優れているということではなく、学校に行くことで勉強するペースが保たれるためでしょう。自分でスケジュールをきちんと組んでモチベーションを維持しながら勉強できる人なら、学校に行っている場合と同様に可能性があります。 要はペースを乱さず、毎日少しずつ勉強をしていくことが大切です。  

日付2022/02/08/

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日本語教師になりたい人必見!資格を独学で取得するためには?

海外で働きたい、外国人に日本語を教えたいなどと思って日本語教師を目指す方の中には、独学で日本語教師の資格を取得したいと考えている方も多いのではないでしょうか? 今回は現役日本語教師の筆者が、そんな方に役立つ情報をお伝えします。 日本語教師の資格って独学で取得できる? そもそも日本語教師の資格って独学で取得できるのでしょうか? 答えは「できます」。 以下でその方法についてみていきましょう。 独学で日本語教師を目指すには 日本語教師になるためには、基本的に特別な資格が必要なわけではありません。 しかし、実際に日本語教師として教育機関で教えるには多くの場合、以下のいずれかに一つでも該当することが最低条件となっています。 ・大学か大学院での日本語教育関連の主または副専攻の修了 ・420時間の日本語教師養成講座の受講 ・日本語教育能力検定試験の合格 これら3つのうち、独学で日本語教師になりたい方は、3つ目の「日本語教育能力検定試験の合格」を目指します。   日本語教育能力検定試験に独学で合格は「可能」 ただ難易度は高め では、日本語教育能力検定試験に独学で合格することはできるのでしょうか? 結論から申し上げると、独学での合格は「可能」です。 ただ、合格率は約20%と低く、数回挑戦する方も多くいます。 内容的にはそれほど高度ではないものの出題範囲が広く、また論述問題もあるため、合格へのハードルが高くなっているのでしょう。 しかし、きちんと勉強時間を確保して対策すれば、独学での資格取得も不可能ではありません。 現に筆者もほぼ独学で日本語教育能力検定試験に一発合格しました。 つまり、独学で日本語教師の資格が取得できるということですね。 合格を勝ち取るためには、徹底的な対策と勉強が必要不可欠です。 以下で具体的な勉強方法、オススメの対策などについてみていきましょう。   独学で日本語教育能力検定試験に合格するためのポイント 資格取得を目指すなら、なるべく効率的に勉強を進めたいですよね? それにはいくつかポイントをおさえておく必要があります。 以下では、特に重要なポイントを4つに絞ってお伝えします。 ・試験内容、傾向の把握 ・学習計画 ・教材選び ・モチベーション   試験内容、傾向の把握 どんな試験についても言えることですが、出題される問題を把握せずに対策はできないですよね? ということで、まず日本語教育能力検定試験の出題傾向や形式、内容についてざっと把握しましょう。 日本語教育能力検定試験を実施している公益財団法人 日本国際教育支援協会のHPに、試験問題例が掲載されています。 また、過去問も出版されているので、それをざっと確認するのも良いと思います。   学習計画 試験の出題傾向や内容を把握できたところで、次は学習計画を立てます。 計画性を持って進めていくことで、成果や効果の可視化につながったり軌道修正しやすくなったり、残り時間とやるべきことを把握しやすくなったりします。 効率的に勉強して合格したい!と思っている方には特に必須です。 独学での勉強ですので学習計画は自由に立てられますが、以下の4つのポイントはおさえておきたいところ。 ○試験までの勉強時間 ○長期、中期、短期の学習計画 ○無理な計画は禁物 ○具体的なスケジュール、目標の可視化 以下で1つずつ説明します。   ○試験までの勉強時間 試験は毎年10月に行われるので、それまであとどのくらいあるのかをチェックします。 学習期間の目安については、日本語教師養成講座が420時間であることが一つの基準になります 筆者のように3ヶ月程度とかなり短期間で合格したケースもありますが、1日2時間くらい勉強できるとして、6ヶ月以上みておくのが理想的でしょう。 経験上、時間に余裕があった方が精神的に楽ですし、何より短期詰め込み型の勉強だと記憶が定着しにくいと思います。 日本語教師になってからのことも考え、焦らず勉強することをオススメします。   ○長期、中期、短期の学習計画 具体的に学習計画を立てる時には、数ヶ月、月、週、日単位と長期、中期、短期的なスケジュールを立てるとより良いです。 1. 基礎固め ↓ 2. 問題集や過去問で弱点把握 ↓ 3.弱点克服とさらなるレベルアップ ↓ 4.2、3を繰り返し、実力と自信をつける。 以上が合格までのロードマップで、これに数ヶ月単位で具体的に時間を割り振っていきます。 例えば、基礎固めは5月までに終わらせるなどといった感じです。 これが、長期的なスケジュール。 そして、それをもとに実際に用いる教材と照らし合わせながらやるべきことを洗い出し、月、週単位の中期的な学習計画を立てます。 例えば、〇月までに第1章を全て暗記する、〇月に△の問題集を解き始めるといった感じです。 そして、直近の1ヶ月については月単位での目標を週単位に分割し、週ごとの目標とやるべきことを明確にします。 さらに、日単位でも同様に行いましょう。 具体的には、 4月10日:35〜38ページ暗記 4月11日:39〜41ページ暗記 4月12日:42ページの第1章まとめ問題、間違えた問題の復習、第1章の弱点克服           このような感じで、これが短期的なスケジュールですね。 ここで一点注意したいのが、計画を立てても何かの事情で計画通りに勉強が進まない場合の対処法。 そんな時はそのまま放置せず、すぐにその場で軌道修正するのがコツです。   ○無理な計画は禁物 現実的に実施できない計画は避けましょう。 これについては、ダイエットをする時のことを考えればイメージしやすいと思います。 例えば、3ヶ月で10キロ痩せるために、運動をやったこともない人が毎日1時間ランニングして大好きなお菓子も一切食べず、夕食もスープだけという生活をずっと続けられるでしょうか? きっと途中で苦しくなって挫折し、ダイエットを諦めてしまいますよね? このことは、資格試験の勉強についても同じです。 せっかく立てた計画通りに進まないことが多いと、勉強を続けることさえ嫌になってしまいます。   ○具体的な学習計画、目標の可視化 具体的な学習計画や目標は頭の中で把握しておくのではなく、書き留めておくのがオススメ。 そうすれば今日や明日するべきことが一目瞭然ですし、中、長期的な目標に向かって計画が着々と進んでいるという達成感が得られ、自信にもなります。   教材選び 教材選びも、資格試験合格の鍵です。 これから学習を共に進めていく相棒として、以下の3種類を揃えておくと良いでしょう。 ○参考書 ○問題集 ○過去問 以下で少し補足します。   ○参考書 参考書は、基礎的な知識を習得する上で必要不可欠です。教科書といった方がイメージがつきやすいかもしれません。 勉強を始めてすぐの知識を得る段階はもちろん、ある程度知識がついて問題や過去問に挑戦する段階になっても、弱点を克服したり疑問点を整理したりする時に助けてくれます。 参考書は様々なものが出版されていますが、情報に過不足なく、出題範囲をカバーしているものの中から自分の好みのものを選ぶと良いと思います。   ○問題集 問題を解くことにより、参考書で学習した知識がきちんと習得できたかどうか、弱点はどこかなどが把握できます。 参考書を読んで「理解した」と思っても、実際は十分に理解できていなかったという場合も多いんですよね。 問題はなるべく多く解くと良いと思います。 その際注意したいのが、問題を解きっぱなしにしないこと。 間違えた問題については必ず「なぜ間違えたのか」を確認し、苦手分野ならそれに関連する知識の復習もすると学習効率が格段にアップします。   ○過去問 過去問には出題傾向や形式がしっかり反映されているので、攻略は必須です。 それを解くことによって、今の自分の実力もわかります。 過去問は数が限られているのが難点ですが、だからこそ解く時は本番と同じ気持ちで臨みましょう。 時間配分や解答方法なども本番と同様に実践すると、より自信アップにつながります。   モチベーション モチベーション 日本語教育能力検定試験に合格する上で意外と重要なのが、モチベーション。 いくら良い参考書を揃えたり立派な学習計画を立てたりしても、モチベーションがないとなかなか成果が上がりません。 最悪の場合、勉強を投げ出したくなってしまうなんてことも。 試験の勉強は長期戦ですし、1人で勉強を進めるのにモチベーションを保つのは簡単ではありませんよね。 そこで皆さんの支えになるのが、「夢」です。 勉強に一生懸命になっているとつい目先のノルマや資格取得のことばかりにとらわれてしまいがちです。 しかし、その勉強は何のためにしているかというと、「素敵な日本語教師になる」という夢の実現のためですよね? やる気が出ない時にはそれを思い出し、自分が日本語教師としてイキイキと働いている姿を思い浮かべれば、またエネルギーが湧いてくるはずです。   まとめ 資格を取得できるかどうかは自分次第! 日本語教育能力検定試験は難易度の高い資格試験だとお伝えし、その具体的な対策とオススメの勉強法を紹介しました。 資格取得には計画性やモチベーションが大切で、長期戦になることから「大変そう」と思った方もいるでしょう。 でも逆に、上述した通りにコツコツと取り組めばその努力が成果として表れ、合格を勝ち取れるはず。 つまり、独学で日本語教師になれるかどうかは自分の頑張り次第ということです これまでにも日本語教育について一から独学で勉強して見事資格を取得した方も多くいます。 フルタイム社会人が4か月で「日本語教育能力検定」に合格した独学勉強法 独学10ヶ月での合格体験記(日本語教育能力検定試験 これらの体験談を綴ったサイトも参考になるかもしれません。 「素敵な日本語教師になる」という皆さんの夢が実現するよう、応援しています。  

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