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2022/02/08
独学
日本語教師になりたい人必見!資格を独学で取得するためには?
海外で働きたい、外国人に日本語を教えたいなどと思って日本語教師を目指す方の中には、独学で日本語教師の資格を取得したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
今回は現役日本語教師の筆者が、そんな方に役立つ情報をお伝えします。
日本語教師の資格って独学で取得できる?
答えは「できます」。
以下でその方法についてみていきましょう。
独学で日本語教師を目指すには
日本語教師になるためには、基本的に特別な資格が必要なわけではありません。
しかし、実際に日本語教師として教育機関で教えるには多くの場合、以下のいずれかに一つでも該当することが最低条件となっています。
・大学か大学院での日本語教育関連の主または副専攻の修了
・420時間の日本語教師養成講座の受講
・日本語教育能力検定試験の合格
これら3つのうち、独学で日本語教師になりたい方は、3つ目の「日本語教育能力検定試験の合格」を目指します。
日本語教育能力検定試験に独学で合格は「可能」 ただ難易度は高め
では、日本語教育能力検定試験に独学で合格することはできるのでしょうか?
結論から申し上げると、独学での合格は「可能」です。
ただ、合格率は約20%と低く、数回挑戦する方も多くいます。
内容的にはそれほど高度ではないものの出題範囲が広く、また論述問題もあるため、合格へのハードルが高くなっているのでしょう。
しかし、きちんと勉強時間を確保して対策すれば、独学での資格取得も不可能ではありません。
現に筆者もほぼ独学で日本語教育能力検定試験に一発合格しました。
つまり、独学で日本語教師の資格が取得できるということですね。
合格を勝ち取るためには、徹底的な対策と勉強が必要不可欠です。
以下で具体的な勉強方法、オススメの対策などについてみていきましょう。
独学で日本語教育能力検定試験に合格するためのポイント
資格取得を目指すなら、なるべく効率的に勉強を進めたいですよね?
それにはいくつかポイントをおさえておく必要があります。
以下では、特に重要なポイントを4つに絞ってお伝えします。
・試験内容、傾向の把握
・学習計画
・教材選び
・モチベーション
試験内容、傾向の把握
どんな試験についても言えることですが、出題される問題を把握せずに対策はできないですよね?
ということで、まず日本語教育能力検定試験の出題傾向や形式、内容についてざっと把握しましょう。
日本語教育能力検定試験を実施している公益財団法人 日本国際教育支援協会のHPに、試験問題例が掲載されています。
また、過去問も出版されているので、それをざっと確認するのも良いと思います。
学習計画

試験の出題傾向や内容を把握できたところで、次は学習計画を立てます。
計画性を持って進めていくことで、成果や効果の可視化につながったり軌道修正しやすくなったり、残り時間とやるべきことを把握しやすくなったりします。
効率的に勉強して合格したい!と思っている方には特に必須です。
独学での勉強ですので学習計画は自由に立てられますが、以下の4つのポイントはおさえておきたいところ。
○試験までの勉強時間
○長期、中期、短期の学習計画
○無理な計画は禁物
○具体的なスケジュール、目標の可視化
以下で1つずつ説明します。
○試験までの勉強時間
試験は毎年10月に行われるので、それまであとどのくらいあるのかをチェックします。
学習期間の目安については、日本語教師養成講座が420時間であることが一つの基準になります
筆者のように3ヶ月程度とかなり短期間で合格したケースもありますが、1日2時間くらい勉強できるとして、6ヶ月以上みておくのが理想的でしょう。
経験上、時間に余裕があった方が精神的に楽ですし、何より短期詰め込み型の勉強だと記憶が定着しにくいと思います。
日本語教師になってからのことも考え、焦らず勉強することをオススメします。
○長期、中期、短期の学習計画
具体的に学習計画を立てる時には、数ヶ月、月、週、日単位と長期、中期、短期的なスケジュールを立てるとより良いです。
1. 基礎固め
↓
2. 問題集や過去問で弱点把握
↓
3.弱点克服とさらなるレベルアップ
↓
4.2、3を繰り返し、実力と自信をつける。
以上が合格までのロードマップで、これに数ヶ月単位で具体的に時間を割り振っていきます。
例えば、基礎固めは5月までに終わらせるなどといった感じです。
これが、長期的なスケジュール。
そして、それをもとに実際に用いる教材と照らし合わせながらやるべきことを洗い出し、月、週単位の中期的な学習計画を立てます。
例えば、〇月までに第1章を全て暗記する、〇月に△の問題集を解き始めるといった感じです。
そして、直近の1ヶ月については月単位での目標を週単位に分割し、週ごとの目標とやるべきことを明確にします。
さらに、日単位でも同様に行いましょう。
具体的には、
4月10日:35〜38ページ暗記
4月11日:39〜41ページ暗記
4月12日:42ページの第1章まとめ問題、間違えた問題の復習、第1章の弱点克服
このような感じで、これが短期的なスケジュールですね。
ここで一点注意したいのが、計画を立てても何かの事情で計画通りに勉強が進まない場合の対処法。
そんな時はそのまま放置せず、すぐにその場で軌道修正するのがコツです。
○無理な計画は禁物
現実的に実施できない計画は避けましょう。
これについては、ダイエットをする時のことを考えればイメージしやすいと思います。
例えば、3ヶ月で10キロ痩せるために、運動をやったこともない人が毎日1時間ランニングして大好きなお菓子も一切食べず、夕食もスープだけという生活をずっと続けられるでしょうか?
きっと途中で苦しくなって挫折し、ダイエットを諦めてしまいますよね?
このことは、資格試験の勉強についても同じです。
せっかく立てた計画通りに進まないことが多いと、勉強を続けることさえ嫌になってしまいます。
○具体的な学習計画、目標の可視化
具体的な学習計画や目標は頭の中で把握しておくのではなく、書き留めておくのがオススメ。
そうすれば今日や明日するべきことが一目瞭然ですし、中、長期的な目標に向かって計画が着々と進んでいるという達成感が得られ、自信にもなります。
教材選び
教材選びも、資格試験合格の鍵です。
これから学習を共に進めていく相棒として、以下の3種類を揃えておくと良いでしょう。
○参考書
○問題集
○過去問
以下で少し補足します。
○参考書
参考書は、基礎的な知識を習得する上で必要不可欠です。教科書といった方がイメージがつきやすいかもしれません。
勉強を始めてすぐの知識を得る段階はもちろん、ある程度知識がついて問題や過去問に挑戦する段階になっても、弱点を克服したり疑問点を整理したりする時に助けてくれます。
参考書は様々なものが出版されていますが、情報に過不足なく、出題範囲をカバーしているものの中から自分の好みのものを選ぶと良いと思います。
○問題集
問題を解くことにより、参考書で学習した知識がきちんと習得できたかどうか、弱点はどこかなどが把握できます。
参考書を読んで「理解した」と思っても、実際は十分に理解できていなかったという場合も多いんですよね。
問題はなるべく多く解くと良いと思います。
その際注意したいのが、問題を解きっぱなしにしないこと。
間違えた問題については必ず「なぜ間違えたのか」を確認し、苦手分野ならそれに関連する知識の復習もすると学習効率が格段にアップします。
○過去問
過去問には出題傾向や形式がしっかり反映されているので、攻略は必須です。
それを解くことによって、今の自分の実力もわかります。
過去問は数が限られているのが難点ですが、だからこそ解く時は本番と同じ気持ちで臨みましょう。
時間配分や解答方法なども本番と同様に実践すると、より自信アップにつながります。
モチベーション
モチベーション
日本語教育能力検定試験に合格する上で意外と重要なのが、モチベーション。
いくら良い参考書を揃えたり立派な学習計画を立てたりしても、モチベーションがないとなかなか成果が上がりません。
最悪の場合、勉強を投げ出したくなってしまうなんてことも。
試験の勉強は長期戦ですし、1人で勉強を進めるのにモチベーションを保つのは簡単ではありませんよね。
そこで皆さんの支えになるのが、「夢」です。
勉強に一生懸命になっているとつい目先のノルマや資格取得のことばかりにとらわれてしまいがちです。
しかし、その勉強は何のためにしているかというと、「素敵な日本語教師になる」という夢の実現のためですよね?
やる気が出ない時にはそれを思い出し、自分が日本語教師としてイキイキと働いている姿を思い浮かべれば、またエネルギーが湧いてくるはずです。
まとめ
資格を取得できるかどうかは自分次第!
日本語教育能力検定試験は難易度の高い資格試験だとお伝えし、その具体的な対策とオススメの勉強法を紹介しました。
資格取得には計画性やモチベーションが大切で、長期戦になることから「大変そう」と思った方もいるでしょう。
でも逆に、上述した通りにコツコツと取り組めばその努力が成果として表れ、合格を勝ち取れるはず。
つまり、独学で日本語教師になれるかどうかは自分の頑張り次第ということです
これまでにも日本語教育について一から独学で勉強して見事資格を取得した方も多くいます。
フルタイム社会人が4か月で「日本語教育能力検定」に合格した独学勉強法
これらの体験談を綴ったサイトも参考になるかもしれません。
「素敵な日本語教師になる」という皆さんの夢が実現するよう、応援しています。