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日付2022/09/20/

独学

独学でも可能? 日本語教師の資格を取得する方法や難易度まとめ

日本語教師というのは、主に日本語が母語ではない人たちに日本語を教える職業です。日本にいながら外国のかたと関わる機会があり、異文化に触れたい、海外の方と関わりたい、と言う気持ちがある方には特におすすめの職業であるといえるでしょう。  さて、ではどうしたら日本語教師になれるのでしょうか。実は、日本語教師になることそのものには明確な資格や条件はありません。日本語教師を国家資格にしよう、という動きもあるようですが、今のところはまだ達成されていません。ただし、日本語教師として働くためには日本語学校に就職する必要があります。そして、法務省告示の日本語学校で働く場合、以下の3つの条件のうちどれかを満たすことが必要になります。 —------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◆大学または大学院で日本語教育に関する主専攻プログラムか副専攻プログラムのいずれかを修了する   ◆学士以上の学位を持ち、文化庁認定の「日本語教師養成講座(420時間)」を修了する   ◆「日本語教育能力検定試験」に合格する —-------------------------------------------------------------------------------------------------------  独学で日本語教師として働くことを目指す場合には、3点目「日本語教育能力検定試験の合格」が目標になるでしょう。ただし、あなたが今置かれている環境次第では他の方法の方が効率的になることもあります。  それぞれの方法について、詳しくは次項以降で解説します。  日本語教師になる方法について、詳しくは「日本語教師になるための勉強とその方法・ポイント・コツとは | にほんご日和」なども参考になさってください。 大学または大学院でのプログラムを修了する 日本語教育に関する主専攻/副専攻プログラムが受講できる大学や大学院であれば、どの大学でも日本語教師をめざすことができます。ただし、プログラムがある大学でも、それが要件として認められる大学とそうでない大学があるため、進路や受講を決める際には注意が必要です。  また、この方法を選ぶ場合、独学で日本語教師を目指すことは不可能です。これから大学を受験する方であれば良いですが、日本社会では社会人が大学に入学することはまれであり、セカンドキャリアとして日本語教師を目指す方には向かない選択だといえるでしょう。  しかし初めから日本語教師になりたくて大学などを選ぶ場合には、大学での4年間の間に日本語教師としての要件を満たすことができるため、効率的だともいえます。   420時間の日本語教師養成講座を終了する     学士以上の学位を持っている方であれば、キャリアの中途からでも開始できるのが420時間の日本語教師養成講座の受講です。  日本語教師養成講座は特定の機関のみが開いているものではなく、様々な教育機関や日本語学校グループなどが開講しています。また、通学を伴う対面での受講や通信講座など、形態も様々です。通信タイプの講座であれば、現在のお仕事を続けながらでも無理なく受講できるかもしれません。ご自身の生活スタイルや目指す修了の時期に合わせて自分に適したものを選びましょう。  また、日本語教師養成講座は日本語教師になる時だけでなく、なった後にまで役立つ講座です。講座にもよりますが、日本語教育の経験がある講師に教えてもらえることで、座学的な知識だけでなく、現場でどのように日本語を教えるか、実際的なスキルを身に付けることができます。  日本語教師養成講座について、詳しくは「日本語教師は独学でもなれる?何を勉強するべき?」なども合わせてご覧ください。   日本語教育能力検定試験に合格する  独学で日本語教師を目指す場合には、基本的にこの方法を選ぶことになるでしょう。日本語教育能力検定試験について、次項以降で詳しく説明していきます。   日本語教育能力検定試験とは?  日本語教育能力検定試験は、日本国際教育支援協会が実施する試験で、例年10月頃に行われます。日本語教員になることを目指して学習している方や、日本語教育に携わっている方を対象として、日本語教育能力に関する知識や能力が一定の水準に達しているかを図るために実施されています。  現状、日本語教育能力検定試験は国家資格ではありませんが、文化庁の「必須の教育内容」に準じて出題範囲が定められており、文部大臣の認定を得ています。  受験資格は特になく、年齢や学歴の制限も当然ありません。よって、日本語教育能力検定試験に合格して日本語教師になるのを目指すのは、いつからでも、どんな人でもできるということです。  特定の講座を受講したり条件を満たしたりする必要もなく、独学だけで取得することが可能なため、キャリアの中途から目指すことも比較的容易です。  しかし、試験自体がそう簡単だというわけではありません。次の項から、難易度や出題範囲について詳しくご説明します。 難易度と試験範囲  日本語教育能力検定試験の難易度は、例年20~30%程度を目安に推移しています。これは決して高い数値ではありませんから、その分難易度は少々高めであるといえるでしょう。毎年10月ごろに実施されているため、何度でもチャレンジはできます。とはいえ年に一度の試験ですからなるべく一回で合格したい、となると、しっかり勉強する必要がありますね。  しかし、2017年度から2021年度まで全体的に合格率は上昇傾向にあります。受験者数も増えているとはいえ、今がチャレンジのしどきなのかもしれません。  試験範囲は大変広く、日本語教育に関する網羅的な知識が求められます。試験自体は3部構成で、日本語教育の基礎的な知識が問われる第一部、音声による試験が行われる第二部、区分横断的な設問で、現場での問題解決能力を測定する第三部と分かれています。おおよそ全ての問題がマークシートですが、記述問題も最後にあります。  日本語教育能力検定試験の概要については、詳しくは「日本語教師の資格を独学で習得する方法とは?おすすめの書籍も紹介!」や「【2022(令和4)年最新版】日本語教育能力検定試験とは?お役立ち情報まとめ」も合わせてご一読ください。 どうやって勉強するべき?    前述したように、日本語教育能力検定試験の範囲は広く、難易度もそう低くはありません。一度で合格するには、しっかりと計画を立てて勉強する必要があるでしょう。  日本語教育能力検定試験の合格を目指すのに、大きく分けて方法は二つになります。 日本語教育能力検定試験の対策講座を受講する テキストなどを使用して独学する  計画的に独学するのに不安がある方は、日本語教育能力検定試験対策講座を受講するのがよいでしょう。独学というコンセプトからは外れるかもしれませんが、1人で指針なく勉強するのは案外不安なものです。時間や資金に余裕のある方は講座を受講することも選択肢に含まれるでしょう。  対して、自分で計画を立てて取り組めるという方は、独学で進める方がスケジュールや資金の面で余裕ができるでしょう。長期的に、というのが具体的にどれくらいか、ということも問題ですが、一般に、試験に向けた勉強期間は半年ほどとるのが良いのではないでしょうか。日本語教師養成講座が420時間と定められていますので、その程度の時間をとるのが目安といえます。勉強期間が長期間に渡りますので、ご自身でしっかりと計画を立て、根気強く学習を続ける必要があります。    しかし、人によって必要な期間は様々です。 「独学4か月で「日本語教育能力検定試験」に合格したわたしの勉強法 -」や「独学10ヶ月での合格体験記(日本語教育能力検定試験) | JEGS」、「独学で使った【勉強時間】は何時間?日本語教育能力検定試験」など、体験記をたくさん読むことでご自身の学習についてもイメージが湧くでしょう。  独学するか? 養成講座を受講するか? ということについては、「日本語教師になりたいけど「独学で検定合格」or「日本語教師養成講座」どちらがオススメ?」も参考になります。   まとめ  本記事では日本語教師になるための方法、とりわけ日本語教育能力検定試験の合格について、概要や難易度、合格するための方法をまとめました。合格し、日本語教師になるビジョンは掴めたでしょうか?  日本語教師になるにあたって一番大切なことは、日本語教育能力の知識ももちろんそうですが、それ以上に生徒との実際のやり取りの中にあるといえるでしょう。座学的な知識に囚われすぎず、日本文化や異文化について積極的に知識や経験を身に付けることで、生徒から頼られる日本語教師になることができるのではないでしょうか。  

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