資格に関する日本語教師転職記事MEDIA

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日付2022/10/13/

資格

日本語教師の資格と、その難易度や合格率

仕事内容と、日本語教師になるための方法   そもそも、日本語教師の仕事とは? 日本語教師とは、簡単に言えば「外国人を対象に日本語教育を専門的に行う職業」を指します。日本の「国語の先生」ではなく、日本語を母語としない外国人に対し、日本語の読み書き、会話等を教育します。内容としては、日本の小学生に「国語」を教えるイメージに近い部分があり、初歩段階では「ひらがな」の読み書きや簡単な会話などの指導を行います。  日本語を母語としない外国人に対し文法や発音などを正確に教えるため、専門知識と指導技術が必要です。いろいろな国籍・アイデンティティを持つ人に対し日本語教育を行う点も日本語教師の仕事の特徴と言えるでしょう。またその活躍の場は、日本国内の日本語学校、海外の日本語学校、地域の外国人に日本語を教えるボランティア活動やボランティア団体、企業や工場で働く外国人労働者に向けた研修等、日本語教師の需要は高まっています。  「日本語教師の仕事をもっと知りたい!」少しでも興味を持ったら、ぜひ次項以降も読み進めてください。次からは、「日本語教師になるための方法と難易度」について触れます。 日本語教師になるための3つの方法 日本語教師になるためにはどのような条件や資格が求められるのでしょうか。前項でも触れましたが、「日本語教師」は日本のいわゆる「国語の先生」とは異なるため、日本語教師と働くにあたり教員免許は必要ありません。また、日本語教師の国家資格も今現在はないため、日本語教師になるための難易度がすごく高いというわけではありません。(2020年2月時点の情報)。2020年以降、国家資格化する動きもあるようですが、2021年10月現在国家資格化する話はまだ確定した話にはなっていません。  では、誰でも希望すれば日本語教師として働くことができるのでしょうか。もちろん答えは「N O」。特別な資格はないものの、現在以下3つのうちいずれかの条件を満たしていることが求められます。   「日本語教育能力検定試験」に合格する →試験に関しては、次項以降で詳しく触れます。   学士の学位を持ち、文化庁認定の「日本語教師養成講座(420時間)」を修了する →文化庁国語課に認められた420時間の日本語教育に関する研修「日本語教師養成講座(講座名は各教育機関による)」を教育機関にて受講し、修了すれば日本語教師になることができます。(平成29年8月から国内の日本語学校の新基準が施行され、「文化庁に届出のある教育機関」の講座を修了する必要があるとされています。受講する際はその点の確認を忘れないでください。)   大学または大学院で日本語教育に関する主専攻プログラムか副専攻プログラムのいずれかを修了する →大学や大学院で専門的に日本語を学び、卒業と共に日本語教師として働く資格を得る方法です。 資格は必要なく上記条件3つのうち2つは大学卒業以上の条件になりますが、もちろん大学卒業資格のない人でも日本語教師を目指すことは可能です。その場合は、①の日本語教育能力試験に合格することが条件となりますが、日本語学校によっては大卒以上の学歴を求める場合もあるため、就職活動の際は注意が必要です。  日本語教師は、条件を満たしていれば何歳からでも働くことができるのが大きな魅力でもあります。次項以降で良い詳しく触れますが、「日本語教育能力検定試験」では40代以上の受験者も多く、年齢高くても活躍の場が広がる魅力的な職業なのです。 『日本語能力検定試験』とは 日本語能力検定試験の基本情報 当試験は、公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)が実施している日本語や日本語教育に関する知識を問う資格試験です。日本語教師として働く上で必須資格ではありませんが、前項にもあるように、条件の1つに該当します。  試験は年に1回10月に、7都市(北海道、東北(宮城)、関東(東京)、中部(愛知)、近畿(大阪、兵庫)、中国(岡山)、九州(福岡))で実施。受験料は14,500円(税込)です(令和3年実施要項に準ずる)。年齢や学歴による制限はなく、出願すれば誰でも受験できます。 出題範囲と配点について 日本語教育能力検定試験ではどのような内容が出題されるのか詳細を見てみましょう。内容は以下の5分野から出題され、各分野に特化した問題と、分野を横断する内容の問題とが出題されます。 【日本語教育能力検定試験の出題5分野】 社会・文化・地域 →社会・経済・歴史など日本語教育を取り巻く社会全般について 言語と社会 →方言や言語政策など、社会のなかの言語のあり方、社会言語学について 言語と心理 →発達における言葉の習得や、学習の過程での心の変化など心理的な側面について 言語と教育 →授業を準備し、実際に教え、評価するまでに必要な知識について 言語一般 →指導に必要な日本語の文法、意味、日本後の構造や言語学について このように、とにかく出題範囲が広いことが特徴で難易度は決して低くはなく、詳細な知識が求められる試験です。  また試験は「試験Ⅰ(5分野から出題)」「試験Ⅱ(音声、聴解試験)」「試験Ⅲ(分野を横断した応用問題)」の3部構成で、試験Ⅰが100点、試験Ⅱが40点、試験Ⅲが100点の合計240点満点です。合格するためには満点を取るのではなく、試験の出題傾向や内容や分野を絞った学習をすることが近道です。学習方法については、次項以降で詳しく触れますので、参考にしてみてください。  このように、単なる教育の方法だけではなく、日本語の歴史や学習活動の支援に必要な能力、異文化コミュニケーション能力などが出題されます。特に「基礎項目」とされている分野については毎年優先的に出題される傾向があるため、重点的に学習すると良いでしょう。 日本後教育能力検定試験の難易度   では、日本語教育能力検定試験はどのくらいの難易度なのでしょうか。過去の受験者数、合格率は以下の通り。   ●平成29年度:受験者数5,733人/合格者数1,463人(合格率約25.5%)   ●平成30年度:受験者数6,801人/合格者数1,937人(合格率約28.5%)   ●令和元年度 :受験者数9,380人/合格者数2,659人(合格率約28.3%)   ●令和2年度 :受験者数9,033人/合格者数2,613人(合格率約28.9%) (参考:日本語教育能力検定試験応募者・全科目受験者・合格者数推移表) 上記からも分かる通り、合格率は平均26%前後となっています。令和2年度を若干の減少になったものの、2015年以降、応募者数・受験者数・合格者数共に増加しており、日本語教育への需要の高まりが読み取れます。  難易度について公式な合格基準は発表されていないため正確な合格ラインは明示できませんが、合格率からその難易度を測ることはできます。全科目受験者のうち約1/4が合格する資格試験と考えれば、すごく難易度が高いという訳ではありません。学習計画をしっかり立てて進めれば、合格も夢ではないでしょう。とわいえ、前項でも触れた通り出題範囲が多岐に渡り、かつ聴き取り問題等もあるため、確実な勉強量と効率の良い試験対策が必要です。 日本語教育能力検定試験の受験に関するより詳細な数字をまとめた記事もありますので、興味がある方は見てみてください。 また、ここ10年ほどでは合格率が8%前後上昇しています。日本語教師が不足していること、また日本語教師の国家資格化が見込まれることによる需要の増加などが要因とも思われますが、今が合格のチャンスと言えるかもしれません。   低い合格率のわけは? では、なぜ合格率がそう高くないのでしょうか。理由は大きく分けて二つあると言えます。 ひとつは、前述した試験範囲の広さです。学習期間が十分にあっても、あれだけの広範囲を網羅的に学習するのはなかなか難しいものでしょう。 細かい時事問題なども出題されたことがあり、すべてに備えようと思うと対策は容易ではありません。今年度(2022年度)からは試験範囲が改訂される予定ですが、大幅に難易度が変わるということはなさそうです。ただし、過去問演習がどこまで生かせるか分からない分、相対的な難易度は上がると言えるでしょうし、受験者が感じるプレッシャーは前年までの比ではなさそうです。 また、試験範囲の広さにくわえて、ただ暗記すればよいだけではない分野横断的な内容が含まれていることも低い合格率の理由の一つです。 試験Ⅲでは記述問題・分野横断的な問題が課され、思考力が問われることになります。過去問を繰り返し説くことである程度の型が身についたとしても、しっかりとした基礎知識と柔軟な思考力が無ければ対応できないでしょう。 日本語能力検定試験の難しさについて、詳しくはこちら「日本語教育能力検定試験の難易度」もご覧ください。   難易度はそんなに高くない?! おすすめの試験対策と学習方法 「日本語教師養成講座などを受講する」、「通信講座を受講する」、「市販のテキストで独学で頑張る」、試験合格のために考えられる主な勉強法はこの3つ。しかし、「国家資格ではないにしても難易度が高いのでは?」と感じる要因の「出題範囲が多岐に渡る」点をうまく攻略するためにも、闇雲に学習するのではなく、出題範囲を分析した上で学習計画をしっかり立てることがポイントです。 日本語講師養成講座とは別に、日本語教育能力検定試験の対策のための講座が、アークアカデミーを初め、様々な教育機関によって開講されているので、それを受講し長期的に対策することも大切です。 情勢もあり、在宅での受講が可能なコースもありますので、ご自身のライフスタイルや学習スタイルに合わせてもっとも効果が高いものを選びましょう。例えば東京中央日本語学院では、受講者のうち80%以上が日本後教育能力検定試験に合格しています。最終的な結果を決めるのはご自身の努力ですが、どのような講座を選ぶか、はその効率を大きく左右するかもしれません。 もちろん独学で合格している方もたくさんいます。自分の時間に合わせて学習できる反面、学習コントロールを自身で行わなければならなく、難易度は多少上がります。ここでは一例として、多く耳にする学習方法を紹介します。独学で合格するためには『試験日から逆算して学習計画を立てる』ことが重要です。デットラインを明確に意識することで時期別に必要な学習内容や学力を把握することができるからです。それを踏まえた上で、 1.出題範囲の全体の理解 2.各分野の基礎・基本の習得 3.練習問題を解き、問題に慣れる 4.過去問題集を解き、出題傾向を掴む 5.過去問題集を繰り返し解き、苦手分野の把握と克服   もちろんこれは、日本語教育能力検定試験の学習に限ったことではありませんが、資格試験の学習では、過去問題にたくさん触れることでその試験の傾向を掴み、出題の癖に慣れることができます。これをすることによって、資格試験の学習の効率は格段にアップします。もちろん、学習方法には向き不向きがありますから、自分に合わないなぁと思ったり、自分はこういう勉強法を見つけた!などあったらブラッシュアップを繰り返し勉強法として確立してください。 最後に 近年、日本語教育の需要は年々高まり、その条件である日本語教育能力検定試験の受験者も増加しています。母語を日本語としない外国人へ「日本語」を教える責任ある立場になるためですから、国家資格でなくでも決して難易度が低い内容ではありません。しかし、日本語を学びたいと思っているは世界中にたくさんおり、日本語教師の活躍の場はますます増加するでしょう。 コロナ禍の影響で一時的に外国人学生の入国がストップしている部分がありますが、あくまでその影響は一時的なものであり。長期的に見れば外国人学生の数も、日本語教師の需要も増えているのです。 グローバル化が進中で、世界各国の中から日本を選び、日本語を学ぼうとしてくれることは非常に稀有です。そのような学生の期待に応え、言語としての日本語だけでなく、日本文化などの伝達も可能にできるような、見識の深い日本語教師になることが求められているのかもしれません。    

日付2022/10/13/

資格

日本語教師に必要な資格は?〜難易度・合格率の実情〜

●日本語教師になる方法  日本語教師は非常に魅力のある仕事です。それだけでなく、需要も増えている職業であるともいえるでしょう。「日本語教師とは? 日本語教師になる方法」によれば、コロナ禍による一時的な影響をのぞいて在留外国人は年々増え続けており、日本語学習者大まかに右肩上がりの推移を描いています。  ただし、あらゆる場面において、誰かに何かを教えるという行為は、決して簡単なものではありません。  その中でも、母国語が異なる外国人に対して日本語を教える日本語教師の仕事は、難易度の高い職業だと感じる人もいることでしょう。  しかし「誰だって合格できる?!日本語教育能力試験」にも記載されているように、下記条件のいずれかを満たしていれば、誰でも日本語教師になることができます。 大学で日本語教育の主専攻または副専攻を修了する 日本語教師養成講座420時間コースを修了する 日本語教育能力検定試験に合格する  これから日本語教師として働くことを目指している人は、まずどの条件が最も自分に適しているかを吟味してみましょう。 ●国家資格・公的資格・民間資格の違い 国家資格  国家資格とは、国が認めた資格のことを指します。  特定の職業に就くことを許可された資格で、さらに次の3つに分類されます。 業務独占資格 国家資格を取得していなければ、業務を行うことができない。 名称独占資格 国家資格を保有していなければ、職業として名乗ることができない。 必置資格 特定の事業を行う際に、企業や事業所に有資格者を設置しなければならない。  難易度が非常に高い職業としては、医師・税理士・公認会計士などが有名ですが、中には高校生や大学生でも取れるような、難易度が高くないものもあります。 公的資格  公的資格とは、文部科学省・経済産業省などの官庁・大臣が認定している資格で、民間団体・公益法人が実施しています。  また、商工会議所や地方自治体が主催している資格も公的資格となり、例としては英語検定や色彩検定、日商簿記検定などが挙げられます。 民間資格  民間資格とは、民間団体や企業が独自の審査基準を設けて、任意で認定する資格のことを指します。  法律で定められた資格ではないため、通信講座で手軽に取得できるものを含め、実に様々な種類の資格が存在します。  そのため、資格取得しても社会的評価を得られないものも多くありますが、MOSやパソコン検定など、就職活動や転職活動のために取得する人も少なくないようです。  また、仕事だけではなく、毎日の生活をより充実させるために、趣味やお稽古感覚で楽しむ人も多くいます。  また、後述する「日本語教育能力検定試験」は、この民間資格に当たります。 ▽国家資格と公的資格と民間資格の違いって?どんな資格があるの? ●日本語教育能力検定試験とは 日本語教育能力検定試験の概要  日本語教育能力検定試験はJESS(日本国際教育支援協会)が主催する資格試験で、日本語教師として必要な基礎能力があるかどうか確認することを目的としています。  受験資格に制限はないため、日本語教師を目指す人であれば誰でも受験できます。  試験内容としては「日本語教育能力検定試験の内容」にも記載があるように、次の3つの試験で構成されています。 科目 回答時間 配点 内容 試験I 90分 100点 日本語教育の実践に繋がる基礎的な知識 試験II 30分 40点 試験IおよびⅢについて音声を媒体とした出題形式 試験Ⅲ 120分 100点 現場対応能力に繋がる問題解決能力    出題範囲に関しては「令和3年度日本語教育能力検定試験実施要項」より、かなり主要項目が細分化されているため、難易度が高く感じる方もいるかもしれません。  しかし、近年は合格率も上昇しているため、独学でもしっかりと勉強していれば、決して難しい道ではないでしょう。 日本語教育能力検定試験の合格率  「日本語能力検定試験合格率の推移」のグラフによると、受験者数の増加に伴い、合格率も上昇傾向にあることが分かります。  受験者数は平成23年度から平成26年にかけて減少傾向にありましたが、平成27年度から徐々に増加し、令和に入ると一気に9400人を突破しています。  合格率も平成27年度から徐々に上昇し、令和2年度に関しては過去最高の28.9%を記録しました。「資格の王道:日本語教育能力検定」でも、近年の合格率は約30%ほどと紹介されています。やや低く感じるかもしれませんが、日本語教師を目指す人が増えたと共に、受験者の合格率も上昇傾向にあることから、資格の難易度に対して少し安心感を覚えた人もいるのではないでしょうか。 しかし、なぜ日本語能力検定試験の合格率は低いのでしょうか。 一つには、試験自体の難しさがあるでしょう。 日本語能力検定試験の試験範囲は、「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」「言語」の5つの区分に分かれており、広範で詳細な知識が求められます。独学での合格は困難だ、という人もいるほどです。 ただし、同じく日本語教師になるための要件の一つである日本語教師養成講座の受講が420時間を要することを考えると、同程度の時間を勉強に費やすとしたらそこまで高いハードルではないと言えるかもしれません。 もう一つは、これは当たり前のことですが、一年に一回しか機会がない、という点です。年に何回も受けることが出来れば、一度駄目でもまた次の試験、という風に切り替えていけるでしょう。しかし、年に一回となるとモチベーションを保つのが難しく、またその間の生活基盤を維持するのも大変です。 故に、「合格するまでチャレンジし続ける」のは少し難しいのかもしれません。その間他の仕事についていたり学校に通っていたりするのなら、勉強時間をしっかり確保するのはさらに困難でしょう。そういった点で、「機会が少ない」というのは日本語教育能力検定試験の難易度をあげるのに一役買っているのかもしれません。 日本語教育能力検定試験の難易度について、詳しくは「日本語教師になる為の検定の難易度と合格率」や「日本語教師の資格取得の難易度は?」などのサイト様も合わせてご覧ください。  とはいえ、日本語教師になるにはしっかりとした受験対策が必要です。資格取得の難易度にこだわらず、コツコツと努力を重ねることが先決と言えます。  積み重ねた努力は、後述する「試験に合格したあとの学習」にも生かせるでしょう。   日本語教育能力検定試験の日程      日本語教育能力検定試験は毎年10月に開催されており、年に一度しか開催されません。  また、試験は全国7都市(札幌・仙台・東京・愛知・大阪・広島・福岡)で行われ、税込14,500円の受験料が発生します。(※2021年9月現在)  日本語教育能力検定試験の日程は「日本語教育能力検定試験」よりご確認ください。  なお「【2021年最新】日本語能力検定試験とは?お役立ち情報まとめ」では、願書の提出期間や入手方法の詳細が記載されています。 ●一発合格するための勉強方法 長期的な学習計画  「【日本語教育能力検定試験の難易度について②】試験合格に必要な勉強時間は?」でも述べられているように、一般的には半年以上の期間が必要と言われていますが、これは本当に人によって異なります。  その理由としては、日本語教育について全くの初心者の人もいれば、既に何らかの形で日本語教育に携わっている人もいるため、必要な勉強量に差が生まれるからです。  社会人として働いている人は、特に勉強時間の確保が難しいかもしれませんが、「「日本語教育能力検定試験」の勉強方法 計画的な勉強」では、仕事をしながら検定試験の合格を目指す場合のスケジュール例が紹介されているため、是非ご参考ください。 過去問を解く  日本語教師になるための資格や試験の難易度に関わらず、過去問による試験対策は大変重要です。  「日本語教育能力検定試験を知る(4)問題数と回答時間」によると、例年マークシートの問題は全部で220問。  試験Ⅲでは記述問題もありますが、回答時間は全体で220分のため、1問に対してあまり多くの時間は掛けられないことが分かります。  勉強内容を頭に入れることはもちろん大切ですが、事前に模擬試験を重ねることで、本番のテスト形式に慣れておく必要があります。  試験内容の難易度が大きく変わることはあまり考えられないため、当日100%の力で臨むためにも、過去問はしっかり解いておきましょう。  なお「【日本語教師の試験は難易度高め?勉強のポイント3つ】1:過去問を解く」より、日本語教育能力検定試験の問題は書店やインターネットで簡単に購入できます。  テキストを解いたら試験までのんびりと構えるのではなく、解説を含めて理解力を深めていきましょう。 苦手分野の自己分析  「令和3年度日本語教育能力検定試験実施要項」からも分かるように、日本語教師になるための勉強量は膨大です。  そのため、難易度の高い問題も含め、限られた時間の中で効率よく吸収する必要があります。  これはどの資格にも共通して言えることではありますが、過去問を解いていくと、苦手な分野やスムーズに解けない問題が自ずと把握できるようになります。  聞き取りや記述式の問題が苦手な人は「【にほんご日和】苦手分野の把握と克服」を参考に、自己分析をしっかり行った上で万全に対策を練りましょう。 独学で勉強される場合には、参考書を使用するのもおすすめです。日本語教育を行うための書籍だけでなく、日本語教育能力検定試験合格のための書籍もたくさん存在しています。教師用の参考書を活用して学習に励みましょう。   ●日本語教師養成講座  日本語教育能力試験を受けるに当たり、必ずしも専門学校や通信教育で学ぶ必要はありません。  しかし、中には自分ひとりで勉強することに不安を覚えたり、疑問点が出た場合に誰にも相談できないことでストレスを抱えたりする人もいると思います。  その場合は「ヒューマンアカデミー」「TCJ日本語教師養成講座」「生涯学習のユーキャン」「ニューヨークアカデミー」「アークアカデミー」などの養成講座や養成学校を利用するのもおすすめです。  自分の学習スタイルに合わせて勉強に行き詰まらない方法を見つけ、ストレスなく知識を身に付ける環境を整えましょう。   ●合格したあとは? ・日本語教育能力  日本語教育能力試験に合格したら、すぐに日本語教師として働くことができうrのでしょうか? 残念ながら、そうでは無い場合の方が多いでしょう。資格を持っていることと、実際に教えることができるのは別です。「誰だって合格できる?! 日本語教育能力検定試験」でも、検定試験合格後の学習の必要性が説かれています。   ●まとめ 日本語教育能力検定試験の難易度  日本語教育能力検定試験は出題範囲が広く、年に一度しか開催されないため、他の条件に比べると、難易度は少し高いかもしれません。  しかし、自分自身と向き合って知識を深めることができるため、確実に力をつけることができるでしょう。  また、独学が難しければ養成講座や養成学校もあるため、自分に合った勉強方法を見つけることができます。  資格取得は日本語教師になるための通過点に過ぎませんが、決して無駄な時間にはなりません。  実際に検定試験に合格した方も「日本語教育能力検定は難しい?難易度・合格率を徹底解説」で述べているように、資格取得のために勉強した内容は日本語教師として働くために有益な知識ばかりです。  年々合格率も上昇しており、独学で取得している人も多くいるため、資格の難易度に対してあまり身構える必要はないでしょう。 日本語教師の仕事における難易度  近年日本語教師はじわじわと人気になりつつある職業の一つですが、求人募集ではまだまだボランティアや非常勤講師が目立っています。  日本語教師の就業実態に関しては「87.7%はボランティアか非常勤、常勤は12.2%という現実」でも厳しく言及されており、低収入の問題についても触れています。  また、「日本語教師の資格や養成に関する課題」でも指摘されているように、教師によって日本語教育に差があると言われることも少なくありません。  よって日本語教師になるまでの難易度はそれほど高くありませんが、日本語教師として働き始めると、苦労を感じる人も多くいることでしょう。  しかし、アメリカやオーストラリア、アジア圏などの海外で働いたり、オンライン講座で副業として収入を得たり、日本語教師としての働き方は多岐に渡ります。  そのため、新しい世界に飛び込みたい人や、国籍を問わず多くの人と関わりたい人にとっては、正に天職と言えるでしょう。  失敗を重ねながらも自分の中の理想とする日本語教師を描いて突き進めば、きっと明るい未来に近づくことができるはずです。

日付2022/09/20/

独学

独学でも可能? 日本語教師の資格を取得する方法や難易度まとめ

日本語教師というのは、主に日本語が母語ではない人たちに日本語を教える職業です。日本にいながら外国のかたと関わる機会があり、異文化に触れたい、海外の方と関わりたい、と言う気持ちがある方には特におすすめの職業であるといえるでしょう。  さて、ではどうしたら日本語教師になれるのでしょうか。実は、日本語教師になることそのものには明確な資格や条件はありません。日本語教師を国家資格にしよう、という動きもあるようですが、今のところはまだ達成されていません。ただし、日本語教師として働くためには日本語学校に就職する必要があります。そして、法務省告示の日本語学校で働く場合、以下の3つの条件のうちどれかを満たすことが必要になります。 —------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◆大学または大学院で日本語教育に関する主専攻プログラムか副専攻プログラムのいずれかを修了する   ◆学士以上の学位を持ち、文化庁認定の「日本語教師養成講座(420時間)」を修了する   ◆「日本語教育能力検定試験」に合格する —-------------------------------------------------------------------------------------------------------  独学で日本語教師として働くことを目指す場合には、3点目「日本語教育能力検定試験の合格」が目標になるでしょう。ただし、あなたが今置かれている環境次第では他の方法の方が効率的になることもあります。  それぞれの方法について、詳しくは次項以降で解説します。  日本語教師になる方法について、詳しくは「日本語教師になるための勉強とその方法・ポイント・コツとは | にほんご日和」なども参考になさってください。 大学または大学院でのプログラムを修了する 日本語教育に関する主専攻/副専攻プログラムが受講できる大学や大学院であれば、どの大学でも日本語教師をめざすことができます。ただし、プログラムがある大学でも、それが要件として認められる大学とそうでない大学があるため、進路や受講を決める際には注意が必要です。  また、この方法を選ぶ場合、独学で日本語教師を目指すことは不可能です。これから大学を受験する方であれば良いですが、日本社会では社会人が大学に入学することはまれであり、セカンドキャリアとして日本語教師を目指す方には向かない選択だといえるでしょう。  しかし初めから日本語教師になりたくて大学などを選ぶ場合には、大学での4年間の間に日本語教師としての要件を満たすことができるため、効率的だともいえます。   420時間の日本語教師養成講座を終了する     学士以上の学位を持っている方であれば、キャリアの中途からでも開始できるのが420時間の日本語教師養成講座の受講です。  日本語教師養成講座は特定の機関のみが開いているものではなく、様々な教育機関や日本語学校グループなどが開講しています。また、通学を伴う対面での受講や通信講座など、形態も様々です。通信タイプの講座であれば、現在のお仕事を続けながらでも無理なく受講できるかもしれません。ご自身の生活スタイルや目指す修了の時期に合わせて自分に適したものを選びましょう。  また、日本語教師養成講座は日本語教師になる時だけでなく、なった後にまで役立つ講座です。講座にもよりますが、日本語教育の経験がある講師に教えてもらえることで、座学的な知識だけでなく、現場でどのように日本語を教えるか、実際的なスキルを身に付けることができます。  日本語教師養成講座について、詳しくは「日本語教師は独学でもなれる?何を勉強するべき?」なども合わせてご覧ください。   日本語教育能力検定試験に合格する  独学で日本語教師を目指す場合には、基本的にこの方法を選ぶことになるでしょう。日本語教育能力検定試験について、次項以降で詳しく説明していきます。   日本語教育能力検定試験とは?  日本語教育能力検定試験は、日本国際教育支援協会が実施する試験で、例年10月頃に行われます。日本語教員になることを目指して学習している方や、日本語教育に携わっている方を対象として、日本語教育能力に関する知識や能力が一定の水準に達しているかを図るために実施されています。  現状、日本語教育能力検定試験は国家資格ではありませんが、文化庁の「必須の教育内容」に準じて出題範囲が定められており、文部大臣の認定を得ています。  受験資格は特になく、年齢や学歴の制限も当然ありません。よって、日本語教育能力検定試験に合格して日本語教師になるのを目指すのは、いつからでも、どんな人でもできるということです。  特定の講座を受講したり条件を満たしたりする必要もなく、独学だけで取得することが可能なため、キャリアの中途から目指すことも比較的容易です。  しかし、試験自体がそう簡単だというわけではありません。次の項から、難易度や出題範囲について詳しくご説明します。 難易度と試験範囲  日本語教育能力検定試験の難易度は、例年20~30%程度を目安に推移しています。これは決して高い数値ではありませんから、その分難易度は少々高めであるといえるでしょう。毎年10月ごろに実施されているため、何度でもチャレンジはできます。とはいえ年に一度の試験ですからなるべく一回で合格したい、となると、しっかり勉強する必要がありますね。  しかし、2017年度から2021年度まで全体的に合格率は上昇傾向にあります。受験者数も増えているとはいえ、今がチャレンジのしどきなのかもしれません。  試験範囲は大変広く、日本語教育に関する網羅的な知識が求められます。試験自体は3部構成で、日本語教育の基礎的な知識が問われる第一部、音声による試験が行われる第二部、区分横断的な設問で、現場での問題解決能力を測定する第三部と分かれています。おおよそ全ての問題がマークシートですが、記述問題も最後にあります。  日本語教育能力検定試験の概要については、詳しくは「日本語教師の資格を独学で習得する方法とは?おすすめの書籍も紹介!」や「【2022(令和4)年最新版】日本語教育能力検定試験とは?お役立ち情報まとめ」も合わせてご一読ください。 どうやって勉強するべき?    前述したように、日本語教育能力検定試験の範囲は広く、難易度もそう低くはありません。一度で合格するには、しっかりと計画を立てて勉強する必要があるでしょう。  日本語教育能力検定試験の合格を目指すのに、大きく分けて方法は二つになります。 日本語教育能力検定試験の対策講座を受講する テキストなどを使用して独学する  計画的に独学するのに不安がある方は、日本語教育能力検定試験対策講座を受講するのがよいでしょう。独学というコンセプトからは外れるかもしれませんが、1人で指針なく勉強するのは案外不安なものです。時間や資金に余裕のある方は講座を受講することも選択肢に含まれるでしょう。  対して、自分で計画を立てて取り組めるという方は、独学で進める方がスケジュールや資金の面で余裕ができるでしょう。長期的に、というのが具体的にどれくらいか、ということも問題ですが、一般に、試験に向けた勉強期間は半年ほどとるのが良いのではないでしょうか。日本語教師養成講座が420時間と定められていますので、その程度の時間をとるのが目安といえます。勉強期間が長期間に渡りますので、ご自身でしっかりと計画を立て、根気強く学習を続ける必要があります。    しかし、人によって必要な期間は様々です。 「独学4か月で「日本語教育能力検定試験」に合格したわたしの勉強法 -」や「独学10ヶ月での合格体験記(日本語教育能力検定試験) | JEGS」、「独学で使った【勉強時間】は何時間?日本語教育能力検定試験」など、体験記をたくさん読むことでご自身の学習についてもイメージが湧くでしょう。  独学するか? 養成講座を受講するか? ということについては、「日本語教師になりたいけど「独学で検定合格」or「日本語教師養成講座」どちらがオススメ?」も参考になります。   まとめ  本記事では日本語教師になるための方法、とりわけ日本語教育能力検定試験の合格について、概要や難易度、合格するための方法をまとめました。合格し、日本語教師になるビジョンは掴めたでしょうか?  日本語教師になるにあたって一番大切なことは、日本語教育能力の知識ももちろんそうですが、それ以上に生徒との実際のやり取りの中にあるといえるでしょう。座学的な知識に囚われすぎず、日本文化や異文化について積極的に知識や経験を身に付けることで、生徒から頼られる日本語教師になることができるのではないでしょうか。  

日付2022/08/02/

資格

日本語教師に必要な【英語力】と【資格】を解説!

日本語を教えるだけなら、英語力も資格も不要。しかし日本語教師として就職し、専門家としてプロを目指す場合には、日本語教師の資格と英語力があるほうが圧倒的に有利です。日本語教師の適性についてはこちら『日本語教師に向いているのはこんな人』もご参照ください。   この記事でわかること(目次) 1        日本語教師に必要な【資格】を取るには    1.1       1.日本語教師養成課程を【大学・大学院で】履修    1.2       2.日本語教師養成研修【420時間】を受講    1.3       3.日本語教育能力検定試験に合格    1.4       英語力を生かして【海外】で日本語教師の資格を取得 2        日本語教師に必要な【英語力】    2.1       この記事での【英語力】の定義    2.2       【日本で働く】場合に必要な英語力    2.3       【海外で働く】のに必要な英語力 3        まとめ   日本語教師に必要な【資格】を取るには 学校や企業に日本語教師として就職することを目指すなら、日本語教師の資格が必須となります。日本語教師の資格を得るには主に3つの方法があります。 1.日本語教師養成課程を【大学・大学院で】履修 2.日本語教師養成研修【420時間】を受講 3.日本語能力検定試験に合格 ここからは、3つの方法を具体的にご紹介します。 1.日本語教師養成課程を【大学・大学院で】履修 大学で日本語教師養成課程を履修すると、就職先の選択肢が広がるので人気です。 日本語学校の多くが日本語教師採用に「4年制大学卒業」を条件とするところが増えました。 なぜなら、「法務省告示校」において、日本語教師の条件に「学士の資格」が加わったのです。 法務省告示校とは、留学ビザが与えられ、外国人留学生を受け入れることが可能な日本語教育機関(出入国管理庁:告示された日本語教育機関等)のこと。 文学部や外国語学部、国際関係学部などで、日本語教育関連科目を履修し、卒業すると日本語教師の資格を得られます。大学の場合、主専攻で日本語教育関係科目を45単位以上、副専攻で26単位を履修する必要があります。 海外の研修先が用意され、日本語教育の実習ができる大学もあるようです。大学を卒業して学士となれば、日本語教師としての進路の幅が広がります。   2.日本語教師養成研修【420時間】を受講 文化庁が出すガイドライン「日本語教育のための教員養成について(文化庁HP)」で定められた420時間の研修講座を受講すると、日本語教師採用試験の応募資格が得られます。 働きながら夜間で受講できたり、オンラインのコースがあったり。受講者のニーズに合わせた講座が展開されています。日本語学校が併設されている講座もあり、そのような講座は受講が就職に直結するので人気です。   3.日本語教育能力検定試験に合格 知識のみが問われる試験で、実技がありません。合格すれば専門知識があるとみなされ、就職面で有利に働きます。試験は年1回、秋ごろに行われ、合格率は2020年度試験で28.9%(全科目受験者9,033人/合格者2,613人)。 受験するのに、学歴や年齢の要件はないので、誰でも受験できます。試験内容は広範囲にわたります。 最近の動きとして日本語教育能力検定試験は、令和4年度の試験より「必須の教育内容」 (文化庁)に準じた出題範囲に移行します。(日本国際教育支援協会より引用)とあるように、日本語教師の国家資格化に向け、試験内容の移行が発表されています。 合格すれば文化庁の定めるガイドライン(文化庁)の日本語教師の有資格者になれますので、人気です。 独学できますが、短い時間で効率よく勉強するために「通信教育」を利用する人も多いです。合格を目指すための講座がたくさん開講されていて、時間や金銭面で余裕がない方にもおすすめのルートです。 これまでご紹介した3つの方法で日本語教師の資格を得るのには、英語力は不要です。しかし日本語学習者を相手に実習する場面では、「英語話せたら、もと交流できたのに」という場面があるかもしれませんね。   英語力を生かして【海外】で日本語教師の資格を取得 英語が得意な人の中には、海外で日本語教師の資格を目指したい方もいるでしょう。ここでは、日本の外で日本語教師の資格を得る方法についてご紹介します。   日本の企業があっせんする日本語教師養成講座 420時間の日本語教師養成研修を、海外で実施するプログラムです。主に日本の企業がプログラムを展開しています。 日本で開講している日本語教師養成プログラムと同じ講座を、海外で受講できるようにしているものや、日本で座学を行い、海外で実習を行うプログラムなどがあります。 中には渡航費や滞在費が含まれているプログラムもあり、海外での滞在経験が少ない方でも安心して参加できるようになっているものもあります。   海外の大学へ進学して日本語教師の資格を取りたい場合 残念ながら、海外の大学で日本語教師の資格を取得できるプログラムはありません。 しかし、例えばオーストラリアなどでは、LOTE(= Language Other Than English: 外国語教育)が盛んで、日本語を外国語として学ぶ学習者が40万人以上います(国際交流基金の調査による)。LOTEの教授法を学べる大学があり、現地の教員資格が取得できる学校もあります。   日本語教師に必要な【英語力】 日本語教師になるためには、英語の資格は必要ありません。英語力があるからと言って日本語教師になれるわけでもありません。しかし、就職するときに英語力があると断然有利です。 英語でコミュニケーションが取れると、学習者と会話の幅が広がります。海外で就職するには英語力に加えて日常会話程度の現地語も必要でしょう。 例えばご自身が海外留学を経験していて、英語による会話がスムーズにできるとしても、ご自身の持っている英語の力を証明する必要があります。多数の応募者の中から「書類選考を突破」し選ばれるためには、英語力を裏付けるための【英語の資格】があると有利です。   この記事での【英語力】の定義 この記事でお伝えする英語力の定義は以下の通りです。 *CEFR(文部科学省のHPより)を参考に【英語資格】をレベル別に分けましたので、ご参考になさってください。   レベル 英語の資格 (ご参考) A 高度な英語力を持ち、十分なコミュニケーションが可能(A) ・英検準1級以上 ・国連英検B級以上 ・TOEFL®550点(CBT 213点、iBT 79点)以上 ・TOEIC®730点(S&W 290点)以上  B どんな状況でも、適切な意思疎通ができる(B) ・英検準1級、2級 ・国連英検B級、C級 ・TOEFL®500点(CBT 173点、iBT 61点)以上 ・TOEIC®640点(S&W 260点)以上 C 限られた範囲であれば、コミュニケーションが可能(C) ・英検2級 ・国連英検C級 ・TOEFL®470点(CBT 150点、iBT 52点)以上 ・TOEIC®500点(S&W 220点、Bridge 154点)以上 D 日常会話なら可能(D) ・英検準2級、3級 ・TOEFL®410点(CBT 103点、iBT 34点)以上  ・TOEIC®330点(Bridge 130点)以上    誤解がないようにお伝えいたしますが、資格を保持しているからと言って、コミュニケーションのレベルが十分とは言えない可能性もあります。しかし、就職するにあたり、資格を保持しているとことは英語力を裏打ちするための大切な証明となり得ます。 また、日本語が母語の日本人にとって、外国語である英語を習得した経験が、日本語教師の活動の中で活かされると考える人もいます。   【日本で働く】場合に必要な英語力 教える場所や学習者のレベルにより、必要となる英語力は異なります。 日本国内で日本語教師となる場合には、日本での「生活者としての外国人」を支える立場になります。生徒のアルバイト応募、住居のお世話、行政手続きなどを支援。教える場に程度の差こそあれ、日本での生活をスムーズに送るために必要な、日本語を習得するお手伝いをすることになります。 それでは、状況別に【最低限必要な英語力】をお伝えします。   日本語学校で初級者に教えるのに必要な英語力 求められる英語レベル:限られた範囲であれば、コミュニケーションが可能(C) 学習者は、日本語はおろか英語すら話せない場合もあるでしょう。日本語学校では日本語を使って日本語を教える「直接法」が主流です。英語・中国語・韓国語など、学習者の言語が話せれば有利でしょう。 英語を話すことができれば、学習者の質問に答えたり、生活のサポートをスムーズに行ったりすることができるでしょう。   中~上級者に教えるのに必要な英語力 求められる英語レベル:限られた範囲であれば、コミュニケーションが可能(C) 大学や専門学校などで日本語を教える場合、学習者はすでに日本語能力試験などの試験を突破し、ある程度の日本語力を備えています。指導法も「直接法」ですので、英語が求められる場面は初級者に教えるよりも少ないかもしれません。 大学や専門学校で教えるには、日本語教師としての経験年数や、修士・学士を取得していることが要件になっている場合が多いです。   高度な英語力が求められる場所:【間接法】で教える 求められる英語レベル:高度な英語力を持ち、十分なコミュニケーションが可能(A) 日本国内でも、英語で日本語を教える「間接法」で日本語教育している場合があります。 以下はその一例ですが、英語で日本語を教えることが必要なので、当然、高い英語力が必要といえるでしょう。 ・インターナショナルスクールの生徒 ・米軍基地の軍人やその家族 ・外資系企業にいるエクスパッドやその家族   お手軽に日本語教師を経験【オンライン日本語学校】 求められる英語レベル:どんな状況でも、適切な意思疎通ができる(B) 日本語教師の資格がなくても、国内で日本語教師ができる場合があります。それがオンラインの日本語学校です。教師として採用されるためには英語力が必要です。 オンラインで日本の教師と学習者をつなぎ、学習者は海外にいることも。学習者の日本語レベルはさまざまです。文化や人種などさまざまな背景を持っている学習者が集まります。日本語を教えるだけではない交流が生まれることもあり、日本語のニーズもさまざまです。 どんな学習者にでも対応するためには、高い英語力が必要でしょう。   日本語ボランティアや言語交換 行政や民間機関が外国人の生活を手助けする日本語ボランティアを募集していることがあります。 例えば東京都なら「東京都防災(語学)ボランティア(東京都生活文化局)」で語学ボランティアを募集しています。万が一の災害のときに、東京都に居住する外国人の言語面をサポートするための事業ですが、実は災害がないときには東京都や区市町村が行う事業で通訳・翻訳が必要なときにも、活動協力をお願いする場合があります。とあります。 留学生が日本に来てすぐの時に、ボランティアが日本語の教師として簡単な日本語を教える活動も含まれています。 防災(語学)ボランティアの英語の資格要件は、「英検準1級、国連英検B級以上、TOEIC®730点以上」などです。 また、言語交換で日本語を教えることもできます。言語交換(げんごこうかん、Language exchange)とは、違う言語のネイティブスピーカー同士がそれぞれの言語を他方が学ぶのを助け合うこと(Wikipediaから引用) です。 日本語を教えるという意味で日本語教育の一助となっています。   【海外で働く】のに必要な英語力 海外就職に際しては応募要件に【英語の資格】が含まれていなかったとしても、履歴書と職務経歴書を英語で提出する場合や、英語面接がある場合もあります。採用する学校側のスタッフが、日本語を話せないこともあるからです。 日本語を母語として話す日本語教師が、海外で活躍するのに必要な英語力を、就職する場所別・状況別にご紹介いたします。 国際交流基金の調査では、世界142の国・地域で日本語学習者がおり、約385万人の日本語学習者がいるとの報告がなされています。学習者の人数1位は中国で約100万人、2位はインドネシアで約71万人、3位は韓国で約53万人。日本語の学習熱は高く、日本語教師が海外で求められている状況は変わりません。   アジアで就職する場合に必要な英語力 求められる英語レベル:限られた範囲であれば、コミュニケーションが可能(C) アジアで日本語教師をする場合は「直接法」が主流です。言語能力は英語力よりもむしろ現地語が必要とされています。現地語が話せない場合には、英語が活躍します。 ご自身が生活者として現地で生活するために、現地語または英語が必要です。   欧米や豪・NZなどの英語圏で教える場合に必要な英語 求められる英語レベル:高度な英語力を持ち、十分なコミュニケーションが可能(A) 欧米やオーストラリア、ニュージーランドで日本語教師をする場合には「間接法」で教えることが求められます。間接法で日本語教育をするには高度な英語運用能力が求められます。 ネットには、海外から教師募集の求人がたくさんあります。応募資格に英語力の記載がない求人がありますが、「英語力はあって当たり前」なので、英語力に不安のあるかたは応募前に確認しましょう。   民間の海外派遣プログラムに参加 求められる英語レベル:限られた範囲であれば、コミュニケーションが可能(C) 日本語学校や養成講座を運営する機関が、提携する海外の学校に教師を派遣するプログラムです。中には日本語教師の資格や経験が不要のプログラムも。派遣期間も期間も数週間から長期にわたるものまでさまざまあります。参加費用が必要なことも。ご自身の条件に合わせてプログラムに参加してみましょう。   公的機関が実施するプログラムに参加 求められる英語レベル:どんな状況でも、適切な意思疎通ができる(B) 国際交流基金による「海外派遣プログラム」と、JICAによる「海外協力隊」が有名です。公的機関のプログラムで派遣される先は海外の大学や省庁、公的機関が多いです。 日本語教師の資格だけでなく、学歴・教師経験・語学力(派遣先の現地語および英語)が求められます。 公的機関で派遣される場合には、渡航費、居住費、生活費を得ることができ、帰国後の進路まで支えてくれるという手厚い制度があることも。派遣国の言語習得も後押ししてもらえることもあります。 合格できたら、国際交流の名の下で、日本の言語や文化を海外に広めるために活躍することが期待されるでしょう。   まとめ 日本語教師とは、日本語を母語としない学習者のために日本語を教える仕事です。日本語を学ぶ人の背景もさまざまで、多様な目的・目標を持って学習しています。 日本語教師の資格に加え英語力もあれば、資格の持つ専門性と英語の両方を武器にしてコミュニケーションが活発となり、活躍の幅も広がります。 2024年度以降には「公認日本語教師(文化庁・文化審議会国語分科会)」が設置され、日本語教師資格が国家資格となる予定です。国からも学習者からも、専門家として期待が高まる日本語教師の道を、ぜひ歩み始めてみませんか。

日付2022/08/02/

独学

日本語教師の資格は独学でも取れる?習得する方法をご紹介!

日本語教師の資格は独学でも取れる?習得する方法をご紹介!   日本語教師の資格取得を目指す方の中には、さまざまな理由から独学で日本語教師の資格の勉強をしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし実際に独学で日本語教師の資格は取れるのか、何を勉強したらいいのか漠然とした不安を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は日本語教師の資格を独学で習得する方法をご紹介します。日本語教師の資格取得に向けて何から始めたらいいのかわからない、独学で勉強したいという方はぜひ参考になさってください。   独学で日本語教師になるためには何をどう勉強するべきか   日本語教師は一体どのようにしたらなれるのでしょうか。2021年の時点では日本語教師の国家資格は存在せず、資格を持っていなくても日本語を教えることはできます。しかし日本語学校、日本語教育機関で日本語教師として働くためには、一般的に以下の3つの条件のいずれかに当てはまることが採用条件とされているのが今の現状です。 -------------------------------------------------------------------- 1.大学で日本語教育の主専攻または副専攻を修了する 2.420時間の日本語教師養成講座を修了する 3.日本語教育能力検定試験に合格する -------------------------------------------------------------------- これらの条件の中から日本語教育能力検定試験に合格し資格を取ることが、日本語教師を独学で目指す方法となります。大学や特別な講座を修了していなくても日本語教師を目指したい方は、日本語教育能力検定試験の資格取得のための勉強を行いましょう。   日本語教育能力検定試験に独学で合格するためには 日本語教師を独学で目指す場合、日本語教育能力検定試験の資格取得が必要ということが分かりました。では独学で試験に合格するにはどのくらいの勉強時間と知識、対策が必要なのでしょうか。 日本語教育能力検定試験は年1回、毎年10月に全国7都市で開催されています。 JEES公益財団法人「日本国際教育支援協会」の調査(引用:JEES公益財団法人日本国際教育支援協会)によると令和2年度の応募者は11,316人、そのうち合格者は2,613人で合格率は23%でした。昭和62年から現在までの合格率は17%から26%の間で推移しており、日本語教育能力検定試験の合格率は低く、難易度が高い試験といえます。 日本語教師の資格を独学で取得するのに必要な時間は早い方で3ヶ月、しっかりと取り組む場合の学習期間の目安は約6ヶ月〜1年程です。日本語教育能力検定試験は試験Ⅰ、試験Ⅱ、試験Ⅲの3つの試験から構成されており、幅広い試験範囲に対して対策をする必要があります。 独学で日本語教師の資格習得を目指す方には転職やキャリアアップを目指す社会人、またこれから働きたいと考えている主婦の方は多いのではないでしょうか。 仕事や家事育児で忙しい時間の合間をぬって試験の勉強をするのは簡単なことではありません。 実際に日本語教師の試験に独学で合格された方々の声をまとめた記事によると日本語教育の市販のテキストで知識を得て、過去問題集を使い過去の試験の傾向を知り対策しています。 実際にフルタイムの社会人として働きながら、たった4ヶ月で日本語教育能力検定試験に合格した方が独学での勉強法を紹介した記事も参考になるのでぜひチェックしてみて下さい。   独学で日本語教師の資格を取得するメリット・デメリット いざ日本語教師の試験合格を目指そうと思った時、独学で勉強するメリット、デメリットはそれぞれどのようなものか見てみましょう。   独学で資格の勉強をするメリット① 費用を抑えられる 独学で日本語教師の資格の勉強をする最大のメリットは、お金をかけずに資格を取れるという点でしょう。日本語教師になるための日本語教師養成講座を受講する場合、約40〜50万円の費用が必要です。しかし独学で勉強する場合、テキストや過去問題集などの教材を購入する費用と受験料で数万円しかかかりません。 金銭的に余裕がない方でも自分の努力次第で日本語教師を目指せるのが独学のメリットです。   独学で資格の勉強をするメリット② 時間や場所の自由度が高く自分のペースで手軽に始められる 独学で資格取得を目指す場合、いつでもどこでも勉強することができます。移動時間や寝る前の数時間など隙間時間に自分のペースで進められるので、仕事が忙しい社会人や家事育児に追われている主婦の方にはぴったりの勉強法といえます。 また通学の必要がないので海外在住の方や出張が多い方、近くに受講できる学校がない方でも問題なく学べるのが独学のメリットです。   独学で資格の勉強をするデメリット① モチベーションの維持など自己管理が必要 独学で勉強をするのは自由度が高い半面、モチベーションの維持が大切になります。 またカリキュラムがないため、10月の試験に向けて具体的にいつ頃、どの範囲を勉強していくかスケジュールを立てて計画的に勉強する必要があります。どのように計画を立てたら良いのかは、一日に取れる勉強時間や勉強のペースに個人差はありますが、「日本語教育能力検定試験」独学10ヶ月での合格体験記では実際に独学で合格した方の10ヶ月のスケジュールが紹介されているので参考にしてみると良いでしょう。   独学で資格の勉強をするデメリット② 教壇実習などの実践勉強ができない 大学や日本語教師養成講座を受講する場合、日本語学習者に対して実際に指導をする教壇実習を受けることができます。 独学ではそのような実践的な勉強をする機会がないため実践力が身につきづらいのが難点です。それを補う対策として、教壇実習のみの講座を受ける、またはボランティアを通じて実践的な勉強と経験を積むのがよいでしょう。 独学で試験合格に望む際はメリットは存分に生かし、デメリットは把握した上で一つ一つクリアしていくことが大切です。いずれにしてもコツコツと試験合格に向けて地道な努力が必要になります。   独学で日本語教師を目指すためのおすすめの勉強方法 いざ独学で日本語教育能力検定試験の合格を目指そうと思っても、何から始めたらいいのか戸惑う方も多いかもしれません。 限られた時間の中で独学で試験合格を目指すには、効率的な正しい勉強法が必要です。そこで具体的にどう勉強すればいいのか、おすすめの独学勉強方法をご紹介します。ぜひ参考になさってください。   ・学習計画を立てる まず独学で勉強を始めるにあたり大切なことは、勉強の計画を立てることです。講座を受講するのとは違い、独学の場合カリキュラムなどは用意されていません。何をいつまでに勉強するかを自分で考え学習計画を立てることが必要です。 日本語教育能力検定試験合格に必要な勉強時間は約400〜500時間と言われています。試験日までの時間を逆算し、勉強内容の計画を立てることが肝心です。ここで大切なのはせっかく考えた学習計画が計画倒れにならないよう、無理のないペースで計画を立てるようにしましょう。   ・勉強時間の確保をする 独学で勉強をする上で、モチベーションの維持は大切かつ難しい問題でしょう。「時間があれば勉強の時間に充てる」という意識では勉強時間が不十分になりがちです。そうならないためには勉強を生活の一部に組み込んでスケジュール化することが大切です。 寝る前のインプットは脳の記憶に定着しやすいと言われています。反対に、朝起きてからの時間は脳の働きがよく、アウトプットに向いています。夜寝る前にテキストを読み、朝起きたら過去問など問題集で勉強する時間を一日のスケジュールに組み込んでしまいましょう。   ・テキストと過去問題集を上手く活用する 日本語教師の勉強を独学でするにはテキスト選びは大変重要です。「日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」は日本語教育能力検定試験におすすめのテキストなので用意するとよいでしょう。 そして実際に独学で日本語教師の試験に合格された方のほとんどが過去問題集を使った勉強を重点的にされています。過去問題集を使って勉強すると過去の試験の傾向が把握でき、自分が解ける問題と解けない問題がはっきりと分かります。テキストを全て丸暗記する勉強法よりも効率的に試験対策の勉強ができるおすすめの勉強法です。   日本語教師の資格は独学でも取れる?習得する方法をご紹介!まとめ 日本語教師の資格は大学や講座の講義を受けなくても独学で取れることがわかりました。日本語教師になるには年齢は関係なく、誰でも目指すことができます。しかし日本語教育能力検定試験の合格率は低く、簡単にとれるものではありません。 日本語教師になるという意志を強く持ち、自分に合った勉強法で資格取得に向けて頑張ってみてください。

日付2022/08/02/

独学

日本語教師の資格試験|独学で合格できる?

モチベーションを一定に保てれば大丈夫 日本語教師の資格とは   基本的に日本語教師になるための資格は特に必要なわけではありません。自宅で日本語の個人レッスンによって、日本語を教えている人もいらっしゃるでしょう。しかし国内外で日本語学校に就職をしようとした場合には、日本語スキルがどの程度なのかを証明することが必要です。   以下のような試験や講座で、スキルを証明でき仕事を獲得しやすくなります。   日本語教育能力検定試験 全養協日本語教師検定 日本語教員養成講座 大学や大学院での日本語教師課程主副専攻   検定試験は日本語教育能力検定試験と全養協日本語教師検定の2種類がありますが、全養協の試験は『日本語教師の実践力』を測る試験です。そのためまず日本語教師になるためには 日本語教育能力検定試験の合格を目指すということになります。 日本語教育能力検定試験の概要 日本語教育能力検定試験は、公益財団法人『日本国際教育支援協会』が運営しています。日本語の文法や話し方だけではなく、社会や文化まで幅広い出題がされるので計画的な準備が必要です。 受験資格 日本語教育能力検定試験は受験資格は特になく、どなたでも受験できます。『にほんごの凡人社』が発行している各年度の『日本語教育能力検定試験 受験案内』に添付している出願書類を利用してください。受験できる条件はこの受験案内を購入することのみです。 出願(試験の申し込み) 出願期間は、2021年の場合は7月5日(月)~8月2日(月)でした。基本的にこの時期の月曜〜月曜の4週間です。 出願に必要なもの 願書:『日本語教育能力検定試験 受験案内』に添付された書類 受験料:14,500円(税込、2021年の場合)添付された振替振込用紙を利用して支払い 出願:公益財団法人 日本国際教育支援協会に提出   試験日は年に1度1日のみです。2021年は10月24日日曜日でした。 試験会場 試験会場は北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、九州にそれぞれ1〜3カ所です。ご自宅から遠い可能性もあるので調べておきましょう。 試験形式 試験Ⅰ :90分 100点 日本語教育の基礎的な知識 試験Ⅱ: 30分 40点 音声を媒体とした出題形式 試験Ⅲ: 120分 100点 現場対応能力を測定 以上の3種類の試験は、間に休憩を挟んで1日で終了します。試験Ⅰと試験Ⅱは、全問マークシート方式、試験Ⅲは、マークシート方式と一部記述式で実施されます。   独学で勉強するメリット・デメリット 独学で勉強するメリット・デメリットを見ていきます。性格にもよるのでご自分に合うかどうかを判断する目安にしてください。   日本語教師の資格を独学で取得するメリット   自分のペースで勉強ができる 受講料を倹約できる 通学の時間やお金を倹約できる   受講料は一般的に40~50万円くらいです。参考書などテキストは、2,000円前後ですから自分でテキストを購入して勉強した方が節約になるでしょう。 また時間配分も自分のペースでできるので、仕事やその他のことを犠牲にする必要がありません。生活のリズムを変えることなく、勉強ができることが大きなメリットでしょう。   日本語教師の資格を独学で取得するデメリット   自分ですべて用意する必要がある わからないことを質問できない 実践力がつかない モチベーションが続かない   何を勉強しなくてはならないか、試験の傾向、テキストの選択などを全部自分で解決していかなくてはいけません。また試験に新たな条件が出てくることもあり、そのような情報を自分で見つけ出す必要があります。 勉強をしていて分からない時に、テキストを上から下までじっくり探して、それでも理解できないこともあるでしょう。受講していればすぐに質問して解決できることもあるので時間が無駄になってしまう可能性があります。無駄に時間を費やすと敗北感を感じてしまう人も。 そういった気持ちはモチベーションにも影響してしまいます。独学での受験を成功させるためにはモチベーションを保ち続けることが大切です。途中で諦めないように、ネットなどを上手に利用して問題を解決します。そのときわからなくても、毎日勉強しているとわかるようになってくることもあるので、あまり一つのことにこだわらないことも大切です。 また学校に通って講座を受講していると実際に教える体験ができる模擬授業などで実践力をつけることもできます。日本語教師の資格を勝ち取ることだけが目的ではありません。独学で大丈夫かな?と迷いがある方は、具体的に仕事をすることも考えて決めてください。   独学で日本語教師の資格を取るためのポイント 資格試験に合格するためには、用意をして計画を練る必要があります。次のようなプロセスでスケジュールを作成してください。 試験までの期間を確認する 試験の概要・全体像を最初に把握する 試験日までの期間に合わせて勉強しなくてはいけないことを配分する 基礎・基本を理解する 過去問を解く 傾向を知る 試験までの期間を確認する   まず、試験の用意にどのくらいの期間が必要なのかを考えましょう。 ネットで検索すると独学で合格した人たちの体験記があります。3ヵ月、4ヵ月、7ヵ月、10ヵ月などさまざまな準備期間でした人たちがいますが、ベースになる知識が人それぞれ異なるので、一概に独学によって3ヵ月で合格できるともできないとも言えません。 個人差はありますが、今まで日本語教育に関わったことのない人は、10ヵ月程度は必要でしょう。自分は何ヶ月の準備期間が必要なのかを正しく判断することが大切です。 日本語教師の資格を取ろうと決心した場合は、試験日までの月数を計算してスケジュールを立てて頑張っていきましょう。   試験の概要・全体像を最初に把握する   どのような試験が行われるのか、公式サイトや過去問題集で確認しましょう。出題範囲は公式サイトでpdfが用意されており細かい項目まで確認可能です。どのようなカテゴリーがあるのかを整理しておいて、過去問を解く際にどの項目の問題なのかをチェックすると傾向が見えてきます。   試験日までの期間に合わせて勉強しなくてはいけないことを配分する   試験日まで何ヵ月あるのかをまず確認し、3〜5区間に分けてそれぞれの区間で目標ややるべきことを設定します。試験間際の最後の1ヵ月は、全体の見直しと弱点克服にしておきます。 区間ごとに目標を立てると、モチベーションを保つためにも役立ちます。 基礎・基本を理解する 『日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド』や『日本語教育能力検定試験に合格するための基礎知識』『日本語教育能力検定試験に合格するための本』といった参考書をじっくり読んで基礎を知ることから始めます。合格した人が利用した参考書を参考にしてください。 最初はこれもこれもたくさん参考書を買ってしまいがちですが、多くて2冊を選んでじっくり読み込んでください。知らない言葉は用語集やネットで調べるようにして、読み進んでいきます。この段階では分からないことがあっても問題ありません。分からない点は付箋をつけるなどしおきましょう。 過去問を解く 基礎を参考書で一通り見た後に過去問や練習問題に挑戦しましょう。最初は全部間違ってしまっても気にしなくて大丈夫です。ほとんどの問題はマークシート式で選択肢ですが、意外と難しいことがわかるでしょう。 ただ答え合わせをするだけではなく、なぜそうなるのか考えたり例文を作成したりして問題を分析することが大切です。間違いがちな点はもう一度参考書に戻って、基礎をしっかり勉強し直します。 試験日が迫ってきたら、本当の試験のように時間を測りながら過去問を解いてみましょう。時間配分を考えることも、試験では大切なポイントです。 傾向を知る 時代と共に日本語教師検定試験の出題傾向は変わっています。日本語を学びたいと思っている人の傾向が変わっていることが一つの理由です。現在、地方の自治体にも外国人が多く住むようになりました。生活をする外国人が学ぶ日本語は、大学に入って勉強したい人や日本に興味があるという一時的な滞在者とは異なります。 また日本語教師資格による仕事は日本語教師だけではなく日本語コーディネーターなど生活する外国人を理解し支援する仕事も含まれるようになりました。 一般財団法人 自治体国際化協会が発行している『現場レポート』などにも目を通して試験の傾向を知ると共に、日本語教師という職業のあり方を考えていくことも大切です。 また2022年(令和4年度)より、日本語審議会が取りまとめたレポートをベースに出題範囲が変わるのでチェックをしておきましょう。   合格率はどのくらい?   日本語教育能力検定試験を受けるにあたって気になるのは難易度です。合格率はどのくらいなのでしょうか?   主催しているの公式サイトでは受験者数と合格者数を1987年(昭和62年度)の第一回からグラフにしています。『日本語教育能力検定試験 応募者・全科目受験者・合格者数 推移』で見られます。   このグラフによると試験を実施し始めた頃はは合格率が20%を切っていましたが、ここ数年は28〜29%前後です。(申込者ではなく、実際に受験した人の数で計算しています)4人に1人以上が合格できるので、きちんと準備をすれば大丈夫といえるでしょう。試験の準備クラスを受講すると合格率が50%を超えると発表している学校もあります。 これは学校の授業が独学より優れているということではなく、学校に行くことで勉強するペースが保たれるためでしょう。自分でスケジュールをきちんと組んでモチベーションを維持しながら勉強できる人なら、学校に行っている場合と同様に可能性があります。 要はペースを乱さず、毎日少しずつ勉強をしていくことが大切です。  

日付2022/02/08/

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日本語教師に英語力は必要?資格はなくても取れる

英語力を証明する資格で仕事が対応できる仕事が増える   日本語教師の資格取得には英語力は不要 日本語教師の資格を取るために英語力は必要なのでしょうか?基本的には日本語教師になるための資格そのものが、正式にあるわけではありません。特に自宅やオンラインレッスンで日本語を教えるなら、日本国内でも海外でも資格なしでできます。 ただし、日本や海外で日本語学校に就職するなら、日本語スキルを証明するために次のような試験や経歴を提示することが必要です。   日本語教育能力検定試験 全養協日本語教師検定 日本語教員養成講座を受講 大学や大学院での日本語教師課程主副専攻   試験に合格した証明書や受講証明や卒業証明で日本語教師の資格に代替できます。この受験資格や講座受講資格には英語力は含まれていません。以下の記事に日本語教師の仕事について詳細に書かれています。 日本語教師に資格は必要? | 英語スキルを活かせる仕事情報サイト     日本語教師として働くときに英語力は必要? 日本語教師の資格取得には英語力が不要であることはわかりましたが、日本語教師として働くためには英語力が必要なのでしょうか?日本語教師というと、英語力があり英語でじっくりと文法や文章の意味を説明するというイメージがあるようです。 日本語教師をしているというと、必ず、『じゃあ、英語力がすごいんだね!ペラペラなんでしょ』と言われることも少なくありません。実際には、日本語をどのように教えているのかを解説し、英語力が必要かどうかを考えていきましょう。   日本語の教え方は2種類 日本語学校で授業をする場合には次の2種類の教え方をします。 直接法 間接法 直接法は、日本語を日本語で教える方法です。直接法は「ダイレクトメソッド」、または「直接教授法」と呼ばれます。初級の場合はイラストの描かれた絵カードや模型、実物を用いて説明します。 中級以上になると簡単な日本語で言い換えたり、ビデオでシーンを紹介したりする方法が一般的です。文法を教えるさときは具体的な使い方を複数用意して、理解を促進します。 間接法は、日本語を日本語以外の言語、例えば英語を使って説明する方法です。例えば中学や高校での学校教育での英語の授業は日本語で説明されるため、間接法となります。 デメリットは日本語を英語で説明する際、中途半端な英語力ですと誤解を招く可能性があることです。 もっと詳しく教え方を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。 日本語にはどんな教え方がある?直接法と間接法のメリット・デメリットを解説 | にほんご日和   日本にある日本語学校なら英語力は不要 日本にある日本語学校は直接法で教えています。日本の日本語学校の生徒はさまざまな言語を母語にしている生徒が集まるため、中には英語を理解できない生徒もいるためです。特に日本で日本語を習う人の大半は中国や東南アジアからがほとんど。そのため基本的に英語力は不要といっていいでしょう。 ただし、日本語学校に就職するための面接では、英語ができることを高く評価している場合も多いことは事実です。しかし最も大切な日本語教師の資質はコミュニケーション能力があるかどうかです。 どのような人が日本語教師に向いているのかは、「日本語教師に向いているのはこんな人:日本語教師の資格を目指す-日本語教師は英語ペラペラ?」を参考にしてください。     海外にある日本語学校での英語力は国による 海外にある日本語学校といっても一概に英語力が必須とはいえません。母語が英語ではない国の方が多いからです。英語が母語の国はアメリカ、イギリス、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国です。そのほか、インドやアフリカの元イギリスの植民地であった国々は公用語として英語を使用しています。英語圏の国では初級レベルは英語を使って間接法で教えることがあります。 オランダやフィンランドのように母語ではなくても、ほとんどの人が普通に英語の小説を読んでいる国もありますが、そのような国は一部です。 フランスやスペイン、イタリアならその国の言葉の方が有意なくらいですが、日本語をその国の言葉で教えられるレベルになるのは大変です。自然と直接法で教えるようになるでしょう。 アジア圏やラテンアメリカは国によっては英語のレベルが高い国もありますが、個人差もあるためやはり直接法がメインです。そのため授業では英語力を必要としません。 ただし、面接や問い合わせは英語でする必要があります。 「日本語教師は英語力は必要ですか? : JEGS」によるとアジア圏でも必要になるケースも少なくありません。   オンラインを利用する日本語教師は英語力が必要な場合が多い まずオンラインを利用して日本語を教える場合は、個人的にSNSや知り合いを通じて生徒を獲得するか、オンライン日本語レッスンのプラットフォームに登録して始めます。本格的に仕事をした場合は、プラットフォームを利用することがほとんどです。 オンラインレッスンのプラットフォームに登録に英語力が必要な場合も プラットフォームに登録する際に英語力は必要なのでしょうか? 登録時に英語力を証明しなければ登録できないプラットフォームもあります。しかしNihongo-Proのように、アメリカ合衆国を本拠地にしているような利用者に英語圏の人が多いプラットフォームは必要な場合がほとんどです。英語力を証明できる資格をもっていない場合は、英語力不要のプラットフォームを探しましょう。   英語力のある日本語教師を指定する生徒もいる 英語力不要のプラットフォームに登録しても、英語力のある先生を希望する生徒も少なからずいます。中には中国語ができる日本語教師、スペイン語ができる日本語教師といった希望もあるでしょう。 多くの生徒を獲得するためには、英語力がある方が有利です。英語以外の言語ができればさらに有利といえるでしょう。   プラットフォームを通さず自分で集客するなら英語力は必須 自分で集客する場合は英語力がなくても始められますが、契約書や問い合わせの対応など英語力は必須です。特に契約の取り決めをきちんと説明できないと、後でトラブルになりかねません。また、問い合わせで対応ができないと契約に持ち込めないかもしれません。   日本国内でも英語力が必要な求人 日本にある日本語学校では一般的に生徒がアジアからの留学生がほとんどなので英語力は不要だと書きましたが、日本国内でも英語力が必要な場合があります。 欧米からの留学生が多い日本語学校 インターナショナルスクールでの日本語講座の講師 外資系企業の社員対象の日本語教師 米軍基地での日本語教師   また英語力が不要な日本語学校であっても、外国語ができる人というのは優先的に採用されることもあります。 英語力を証明する資格は? 英語力は不要と書きましたが、もちろん英語力があれば求人の幅が広がります。英語力が不要なときもあれば、必要なときもあります。また外国語を学んだ経験は、日本語を教える上でもメリットありと思っている学校経営者も多い傾向です。英語ができるのであれば、英語力を公的に証明できる資格として提示できた方が面接でも有利です。 よく耳にする英語力を証明する資格は次のとおりです。国内の日本語学校ならいずれも資格として有力です。海外ではどうなのでしょうか? 実用英語技能検定 TOEIC TOEFL CEFR ELTS   実用英語技能検定 実用英語技能検定は、一般に英検という名で知られている『公益財団法人 日本英語検定協会』が運営している資格試験です。リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングを総合的に証明できます。国内で仕事を探している場合には最強の資格といえるでしょう。   TOEIC TOEICは”Test Of English for International Communication”の略で、名前のとおりコミュニケーション能力を重視した資格試験です。アメリカ合衆国の非営利テスト開発機関であるETSが開発したテストです。 TOEICには5種類ありますが、一般的にはTOEIC Listening & Readingを指し、受験者の9割を占めています。英語を聴く力と読む力を判定するテストです。日本では有名ですが、受験者の3分の2は日本人と韓国人で占めている日本と韓国でとくに人気のある資格試験です。日本語教師に必要なTOEICスコアについては次の記事が参考になります。 日本語教師のTOEICスコアは?求められる英語力を調査!     TOEFL TOEFLはTOEICと同様に非営利テスト開発機関であるETSが開発した英語の資格テストですが、テストの目的が異なります。TOEFLは、Test of English as a Foreign Languageの略語で、主として英語圏にある大学などに入学する非英語圏の人の英語レベルを判断するために用いるテストです。 リスニングとリーディング以外にスピーキングとライティングのテストがあります。   CEFR CEFRはCommon European Framework of Reference for Languageの略で欧州評議会が実施している英語だけでは40言語の運用レベルを見る資格試験です。TOEFLのスコアと連動しているので、ヨーロッパで働く場合もTOEFLで充分です。しかし、フランスやドイツ、イタリアなどそれぞれの国の日本語学校で仕事をするなら、その土地の言葉で基礎的なレベルの資格を取っておくと採用されやすくなります。   IELTS 海外で日本語教師として働く際にもっともおすすめの英語の資格はIELTSです。IELTSはInternational English Language Testing Systemの略語で、世界最大級の英語の資格試験です。IELTSはイギリス英語を基本にしており、オーストラリアなど移住ビザで英語力の照明が必要な国はIELTSの結果を採用しています。   画像は全てhttps://www.manypixels.co/  

日付2022/02/08/

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日本語教師になるためには英語力も必要な時代がやってくる!?

これからの時代の日本語教師は、英語力と資格があれば働き方の幅はグッと広がる!   コロナ過で日本語教師の働き方も変わった!?   コロナ過の自粛が始まって、もうすぐ丸2年が経とうとしています。いろいろな生活様式が変わり、それに適応しながら、なんとか日常を取り戻そうとしている毎日が続いていますが、みなさんの生活でも様変わりしたことも多いのではないでしょうか? 我が家の小学生の子供たちも、学校の休校、自粛生活から習い事はオンラインとなって一年が経とうとしています。コロナ過以前からも、オンラインでの英会話や語学学習、習い事はあったと思いますが、コロナ過により一気にオンラインに対する抵抗がなくなり、需要が増えたという記事を読みながら、我が家と同じ!と思わず納得してしまいました。 そんな子供たちは、現在、オンラインで英語と韓国語、そして囲碁を習っています。 その中の英語の先生は、海外在住の日本人の方ですが、日本人に英語を教える傍ら、反対に、英語で外国の方に日本語を教えています。 実際、前述の記事にもでてくるカフェトークなどのオンラインレッスンを展開しているサイトで、日本人英語講師の講座を検索して頂くとわかると思いますが、日本人の英語講師の多くの方は、 その英語力を駆使して日本語教師としても活躍されています。 そのプロフィール欄には、「言語教育の資格だけでなく、英語力があり、初級の方、初めて日本語を習う方でも丁寧に説明します」や「英語で、細かい部分も説明することができます」と、英語力をアピールしているものが数多くあり、やはり英語が出来ることが生徒確保につながるようです。そんな講師の方には英語のレビューもたくさんあります。  海外との行き来ができない昨今、国内外問わず、日本語教師の先生方も思ったように活躍できない時期ではありますが、こうやって場所を問わず活躍されている方もたくさんいます。特に、日本語教育の資格に合格した方や、養成講座を修了された方で英語力のある日本語教師の需要は非常に高いことは、想像にたやすいと思います。 そこで、これからの時代に日本語教師に求められる資質や英語力、必要な資格について見ていきたいと思います。   これまでの日本語教師の英語力と資格~日本国内~       これまでは、日本語教師になりたかったら日本語教育の資格が先で、「英語力をつけなくては!英語の資格をとらなくては!」と考える方は少なかったと思います。 実際、国内においては、日本語教師の求人の募集資格として、英語力を求められることはほとんどありませんでした。(ただし、生徒さんとの授業外での事務的なコミュニケーションのための簡単な英語力を求められることは時々あります。実際に、国内の日本語学校の求人で英語力が求められたという記事がこちらのサイト(日本語教師は英語力が必要ですか?)にありました。また、日本語教師の求人情報を見ると、数は少ないですが、応募条件として、日本語教育の資格の他に英語力を求めている求人もあります。)  日本語教師に英語力が必ず求められるわけではないと聞いて、 「じゃあ、日本語が分からない人にどうやって日本語を教えるの?」 と、思う人もいるかもしれません。 日本では、主に日本語は日本語で教える「直接法」という教え方を採用しています。イメージとしては、日本の英会話教室にいる海外から来た英語講師から英語を習うことと同じです。もちろん、日本語を勉強されている英語講師の方もいるとは思いますが、大半の講師は日本語を話せるイメージ、あまりありませんよね?  それでも、英語のクラスに入れば、何とか知っている単語を駆使して、必死に理解しようとしたり、話そうとしたりします。これが、語学習得への大きなステップになりますが、日本語学校の教室でも同じことが行われているわけです。 「じゃあ、ひらがなも全くわからない人は??」 という質問も聞こえてきそうですが、大抵は、母国語でひらがなや簡単な文法を習ってくる生徒さんがほとんどです。それでも、全くわからないまま来日する方もいます。そういう方でも、不思議なもので、日本語でゼロから教えても、時間はかかりますが、なんとなく段々と覚えて上達していきます。 ここが、日本語教師の腕のみせどころ!醍醐味なのかもしれません!・・・が、ただ、やはり全くの初心者には初めは英語で説明した方が効率的という意見も多くみられます。 こちらのサイト(英語が話せない人でも日本語教師になれる?必要な英語力レベルを状況別に説明します。~担当するクラスが初級の場合~)ではそんな疑問や、直接法、間接法、そして英語力についてわかりやすくまとめられています。もし、直接法や間接法と言う言葉に馴染みのない方は見てみてください。 また、教室用語という基本的に授業で使う言葉を、学習者の母国語を使って説明をする。というやり方もあります。やはり、まるっきりゼロからは難しい部分も感じます。こちらのサイト「日本語教師の英語力って?日本語教師に英語は必要?どんな働き方ができるの?」に、そんな生徒さんの状況が詳しく書いてあります。     これまでの日本語教師の英語力と資格~海外編~  では、海外で日本語教師として働くために、これまで一般的には英語力は求められていたのでしょうか? 実際、これまでも、海外の日本語教師の求人の募集では、場所によっては英語力が求められ、その能力の証明としてTOEIC700点以上、英語検定2級以上等の資格を求められる場合もありました。 筆者も、そんな求人を何度か見たことがあります。 特に欧米では、日本語を日本語で教える「直接法」ではなく、その国の母語で教える「間接法」を採用している国が多く、その場合は英語が必要な場合があるからです。こちらの記事(「日本語教師の英語力はどれくらい必要?」)では必要な英語力、資格について簡潔にまとめられています。 アジアや、南米など、英語を話すことがあまりない国では授業では英語力は必要ありませんが、先生間のコミュニケーションが英語である場合もあります。日本語専門の語学学校で働ければ、職員で日本語が話せる人は多少いるかもしれませんが、現地の中学や高校、また、企業などで専属の日本人の教師として働くなら、やはりコミュニケーションとして、ある程度の英語力は求められる場合が多いようです。 英語力があれば働き方の幅はグッと広がる理由!      コロナ過もあり、またインターネットも普及した昨今、場所を問わずに授業をすることはできるようになりました。もちろん、オンライン上でも、英語を使わず日本語だけで日本語教師として教えている方もたくさんいます。でも、生徒を獲得する上において、英語力があることは非常に大きなメリットになるのです。  特に、欧米の生徒たちは、元々語学を習う時は、母国語、または第二言語の英語で習う「間接法」になれているので、日本語で全くの初級から習うことに抵抗があります。 正直、これは、日本人も同じではないでしょうか? 全く知らない言語を習うと想像した時、まずは日本語で少し基礎を勉強して・・・となると思います。 つまり、日本語を教える資格や経験もあり、更に英語力もあれば、世界中から生徒を確保することも可能なのです! 是非、これから日本語教師を目指している方、今の仕事から転職を考えている方、そして現役日本語教師の方も、日本語教育のための資格だけではなく、英語力も鍛えて、「新しい時代の、新しい働き方」を見つけてみてはどうでしょうか! そんな時代背景に対応した講座、オンラインに特化した講師養成のセミナーも始まるようです。日本語教育の資格を持っている人限定です。動画を視聴、課題を提出などがあるそうです。   やっぱり資格も英語力があった方がいいかも!コロナ過でもこの求人!     求人サイトを見ると、やはり日本語教育の資格の他に、英語力は合った方が選択肢は増えるのかもしれません。日本語教師で英語力のある人材を募集の一覧です。海外の情報が多い印象です! 日常英会話から、TOEIC800点などの検定資格を必要とする求人もあります。是非、チェックしてみてください。   日本語教師の資格と一緒に英語の資格も取得する方法の一例をご紹介!     では、どうしたら、英語力のある日本語教師になれるのでしょう? もちろん、英語習得のために、語学学校に通ったりコツコツ日頃から独学で勉強する方法もありますが、英語も日本語教育も同時に学べる環境もあるようです。 こちらの大学では、日本語教師として学びながら英語コミュニケーション能力を高めることに力をいれているようです。 また、日本語教師の資格を目指しながら、英語教師の資格も取得するというそんなコースもあります。 日本語教師の養成講座をメルボルンやシドニーで受講できるコースもあるようです。ダブルの言語の指導法を学ぶことによって、より、仕事の幅も広がり活躍の場も増えそうですね!

日付2022/02/08/

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日本語教師になりたい人必見!資格を独学で取得するためには?

海外で働きたい、外国人に日本語を教えたいなどと思って日本語教師を目指す方の中には、独学で日本語教師の資格を取得したいと考えている方も多いのではないでしょうか? 今回は現役日本語教師の筆者が、そんな方に役立つ情報をお伝えします。 日本語教師の資格って独学で取得できる? そもそも日本語教師の資格って独学で取得できるのでしょうか? 答えは「できます」。 以下でその方法についてみていきましょう。 独学で日本語教師を目指すには 日本語教師になるためには、基本的に特別な資格が必要なわけではありません。 しかし、実際に日本語教師として教育機関で教えるには多くの場合、以下のいずれかに一つでも該当することが最低条件となっています。 ・大学か大学院での日本語教育関連の主または副専攻の修了 ・420時間の日本語教師養成講座の受講 ・日本語教育能力検定試験の合格 これら3つのうち、独学で日本語教師になりたい方は、3つ目の「日本語教育能力検定試験の合格」を目指します。   日本語教育能力検定試験に独学で合格は「可能」 ただ難易度は高め では、日本語教育能力検定試験に独学で合格することはできるのでしょうか? 結論から申し上げると、独学での合格は「可能」です。 ただ、合格率は約20%と低く、数回挑戦する方も多くいます。 内容的にはそれほど高度ではないものの出題範囲が広く、また論述問題もあるため、合格へのハードルが高くなっているのでしょう。 しかし、きちんと勉強時間を確保して対策すれば、独学での資格取得も不可能ではありません。 現に筆者もほぼ独学で日本語教育能力検定試験に一発合格しました。 つまり、独学で日本語教師の資格が取得できるということですね。 合格を勝ち取るためには、徹底的な対策と勉強が必要不可欠です。 以下で具体的な勉強方法、オススメの対策などについてみていきましょう。   独学で日本語教育能力検定試験に合格するためのポイント 資格取得を目指すなら、なるべく効率的に勉強を進めたいですよね? それにはいくつかポイントをおさえておく必要があります。 以下では、特に重要なポイントを4つに絞ってお伝えします。 ・試験内容、傾向の把握 ・学習計画 ・教材選び ・モチベーション   試験内容、傾向の把握 どんな試験についても言えることですが、出題される問題を把握せずに対策はできないですよね? ということで、まず日本語教育能力検定試験の出題傾向や形式、内容についてざっと把握しましょう。 日本語教育能力検定試験を実施している公益財団法人 日本国際教育支援協会のHPに、試験問題例が掲載されています。 また、過去問も出版されているので、それをざっと確認するのも良いと思います。   学習計画 試験の出題傾向や内容を把握できたところで、次は学習計画を立てます。 計画性を持って進めていくことで、成果や効果の可視化につながったり軌道修正しやすくなったり、残り時間とやるべきことを把握しやすくなったりします。 効率的に勉強して合格したい!と思っている方には特に必須です。 独学での勉強ですので学習計画は自由に立てられますが、以下の4つのポイントはおさえておきたいところ。 ○試験までの勉強時間 ○長期、中期、短期の学習計画 ○無理な計画は禁物 ○具体的なスケジュール、目標の可視化 以下で1つずつ説明します。   ○試験までの勉強時間 試験は毎年10月に行われるので、それまであとどのくらいあるのかをチェックします。 学習期間の目安については、日本語教師養成講座が420時間であることが一つの基準になります 筆者のように3ヶ月程度とかなり短期間で合格したケースもありますが、1日2時間くらい勉強できるとして、6ヶ月以上みておくのが理想的でしょう。 経験上、時間に余裕があった方が精神的に楽ですし、何より短期詰め込み型の勉強だと記憶が定着しにくいと思います。 日本語教師になってからのことも考え、焦らず勉強することをオススメします。   ○長期、中期、短期の学習計画 具体的に学習計画を立てる時には、数ヶ月、月、週、日単位と長期、中期、短期的なスケジュールを立てるとより良いです。 1. 基礎固め ↓ 2. 問題集や過去問で弱点把握 ↓ 3.弱点克服とさらなるレベルアップ ↓ 4.2、3を繰り返し、実力と自信をつける。 以上が合格までのロードマップで、これに数ヶ月単位で具体的に時間を割り振っていきます。 例えば、基礎固めは5月までに終わらせるなどといった感じです。 これが、長期的なスケジュール。 そして、それをもとに実際に用いる教材と照らし合わせながらやるべきことを洗い出し、月、週単位の中期的な学習計画を立てます。 例えば、〇月までに第1章を全て暗記する、〇月に△の問題集を解き始めるといった感じです。 そして、直近の1ヶ月については月単位での目標を週単位に分割し、週ごとの目標とやるべきことを明確にします。 さらに、日単位でも同様に行いましょう。 具体的には、 4月10日:35〜38ページ暗記 4月11日:39〜41ページ暗記 4月12日:42ページの第1章まとめ問題、間違えた問題の復習、第1章の弱点克服           このような感じで、これが短期的なスケジュールですね。 ここで一点注意したいのが、計画を立てても何かの事情で計画通りに勉強が進まない場合の対処法。 そんな時はそのまま放置せず、すぐにその場で軌道修正するのがコツです。   ○無理な計画は禁物 現実的に実施できない計画は避けましょう。 これについては、ダイエットをする時のことを考えればイメージしやすいと思います。 例えば、3ヶ月で10キロ痩せるために、運動をやったこともない人が毎日1時間ランニングして大好きなお菓子も一切食べず、夕食もスープだけという生活をずっと続けられるでしょうか? きっと途中で苦しくなって挫折し、ダイエットを諦めてしまいますよね? このことは、資格試験の勉強についても同じです。 せっかく立てた計画通りに進まないことが多いと、勉強を続けることさえ嫌になってしまいます。   ○具体的な学習計画、目標の可視化 具体的な学習計画や目標は頭の中で把握しておくのではなく、書き留めておくのがオススメ。 そうすれば今日や明日するべきことが一目瞭然ですし、中、長期的な目標に向かって計画が着々と進んでいるという達成感が得られ、自信にもなります。   教材選び 教材選びも、資格試験合格の鍵です。 これから学習を共に進めていく相棒として、以下の3種類を揃えておくと良いでしょう。 ○参考書 ○問題集 ○過去問 以下で少し補足します。   ○参考書 参考書は、基礎的な知識を習得する上で必要不可欠です。教科書といった方がイメージがつきやすいかもしれません。 勉強を始めてすぐの知識を得る段階はもちろん、ある程度知識がついて問題や過去問に挑戦する段階になっても、弱点を克服したり疑問点を整理したりする時に助けてくれます。 参考書は様々なものが出版されていますが、情報に過不足なく、出題範囲をカバーしているものの中から自分の好みのものを選ぶと良いと思います。   ○問題集 問題を解くことにより、参考書で学習した知識がきちんと習得できたかどうか、弱点はどこかなどが把握できます。 参考書を読んで「理解した」と思っても、実際は十分に理解できていなかったという場合も多いんですよね。 問題はなるべく多く解くと良いと思います。 その際注意したいのが、問題を解きっぱなしにしないこと。 間違えた問題については必ず「なぜ間違えたのか」を確認し、苦手分野ならそれに関連する知識の復習もすると学習効率が格段にアップします。   ○過去問 過去問には出題傾向や形式がしっかり反映されているので、攻略は必須です。 それを解くことによって、今の自分の実力もわかります。 過去問は数が限られているのが難点ですが、だからこそ解く時は本番と同じ気持ちで臨みましょう。 時間配分や解答方法なども本番と同様に実践すると、より自信アップにつながります。   モチベーション モチベーション 日本語教育能力検定試験に合格する上で意外と重要なのが、モチベーション。 いくら良い参考書を揃えたり立派な学習計画を立てたりしても、モチベーションがないとなかなか成果が上がりません。 最悪の場合、勉強を投げ出したくなってしまうなんてことも。 試験の勉強は長期戦ですし、1人で勉強を進めるのにモチベーションを保つのは簡単ではありませんよね。 そこで皆さんの支えになるのが、「夢」です。 勉強に一生懸命になっているとつい目先のノルマや資格取得のことばかりにとらわれてしまいがちです。 しかし、その勉強は何のためにしているかというと、「素敵な日本語教師になる」という夢の実現のためですよね? やる気が出ない時にはそれを思い出し、自分が日本語教師としてイキイキと働いている姿を思い浮かべれば、またエネルギーが湧いてくるはずです。   まとめ 資格を取得できるかどうかは自分次第! 日本語教育能力検定試験は難易度の高い資格試験だとお伝えし、その具体的な対策とオススメの勉強法を紹介しました。 資格取得には計画性やモチベーションが大切で、長期戦になることから「大変そう」と思った方もいるでしょう。 でも逆に、上述した通りにコツコツと取り組めばその努力が成果として表れ、合格を勝ち取れるはず。 つまり、独学で日本語教師になれるかどうかは自分の頑張り次第ということです これまでにも日本語教育について一から独学で勉強して見事資格を取得した方も多くいます。 フルタイム社会人が4か月で「日本語教育能力検定」に合格した独学勉強法 独学10ヶ月での合格体験記(日本語教育能力検定試験 これらの体験談を綴ったサイトも参考になるかもしれません。 「素敵な日本語教師になる」という皆さんの夢が実現するよう、応援しています。  

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