未経験者でも…日本語教師になれるの?
このような疑問にお答えします。
この記事では、日本語教師への転職を考えている方に向けて『未経験から日本語教師になる方法』をご紹介していきます。後半部分では『転職を成功させるための対策』もご紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
【目次】
日本語教師を目指す未経験者必見|未経験者の転職が難しいのかを説明する前に
日本語教師への転職は未経験者でも可能?それとも難しい?
日本語教師の求人に未経験が応募しても採用されない?転職は難しい?
日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介1】転職エージェントに登録する
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介2】転職スケジュールを立てる
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介3】企業研究をしておく
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介4】スキルセットを明確にする
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介5】定番の質問を把握しておく
日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方へ
まとめ
日本語教師を目指す未経験者必見|未経験者の転職が難しいのかを説明する前に
まずは、「日本語教師」について説明します。日本語教師は、日本語を教える教師です。具体的には、日本語を母語としない外国人に対して、日本語や日本の歴史、文化、社会、流行を伝え、時には進学や生活などのサポートをします。なお、日本語教師は「国語」を教える教師ではありません。外国語として「日本語」を教える語学の教師です。したがって、日本語に関する知識だけでなく、異文化間コミュニケーション教育、発音などの専門的な知識と指導技術が必要です。「日本語教師の仕事内容を紹介しているサイト」や「日本語教師とは?」でも同様のことを伝えています。
日本語教師への転職は未経験者でも可能?それとも難しい?
日本語教師は、経験や年齢に関係なく誰でも目指せます。特に学歴や資格は必要とされていません。ただし、採用の際には次の条件が必要とされる場合が多いです。
・大学の日本語教育課程、主・副専攻を修了していること
・日本語教育能力検定試験に合格していること
・文化庁が認定した日本語教師養成講座(420時間以上)を修了していること
※各条件の詳細については、以下の情報をご確認ください。
<大学の日本語教育課程、主・副専攻を修了していること>
四年制大学で日本語教育を専攻した方は、卒業と同時に日本語学校の教師としての資格を取得することができます。詳しくは「日本語教師を目指す方向けに大学を紹介しているサイト」をご覧ください。
<日本語教育能力検定試験に合格していること>
日本語教育能力検定試験は、公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)が実施している検定試験です。この試験は「日本語教員となるために学習している方」や「日本語教育に携わっている方」に必要とされる“基礎的な知識・能力を検定すること”を目的に試験を実施しています。日本語教育能力検定試験は、出題範囲が広い上に、専門的な知識が必要です。そのため、合格率は20%程度となっております。日本語教育能力検定試験については「日本国際教育支援協会のホームページ」や「日本語教師になるには?転職活動であると便利な資格と求人の傾向」をご覧ください。
<文化庁が認定した日本語教師養成講座(420時間以上)を修了していること>
文化庁国語課によって認定された420時間以上の日本語教育に関する研修(420時間コース)を修了すると、日本語教師としての資格を取得することができます。日本語教育能力検定試験は非常に高い難易度を持つため、日本語教育の経験がない初心者には、「日本語教師養成420時間講座」の受講をお勧めします。「日本語教師になるには?仕事内容や働き方、資格取得方法について解説」でも同様のことを伝えています。
日本語教師の求人に未経験が応募しても採用されない?転職は難しい?
日本語教師の求人を独自に調査したところ、「未経験可」の求人は30%程度ありました。したがって、未経験者でも日本語教師への転職を成功させることは可能です。日本語教師への転職を考えている方は「私には無理かも…」と悲観せず、思い切って応募してみましょう。なお、未経験可の求人については、以下で具体例を紹介しています。未経験可の求人に興味がある方は、ぜひご覧ください。
<日本語教師の求人に未経験が応募しても難しい?未経験可の求人の具体例1>
会社情報 専門学校を運営する羽田学園グループ
仕事内容 留学生への日本語授業
クラス運営
試験運営
進路指導など
応募資格 次の条件のいずれかを満たしていること
・4年制大学卒業以上で、420時間以上の日本語教師養成講座を修了者
・日本語教育能力検定試験合格者
・日本語教育に関する課程の主専攻または副専攻修了者
給与 322万円 ~ 400万円
勤務地 東京都文京区
勤務時間 08:30 ~ 17:30(完全土日祝休み / 週2~3日からOK)
休日休暇 完全週休2日制(完全土日祝休み)
年間休日115日
夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇、産前産後・育児休暇等
福利厚生 交通費支給あり
資格取得支援・手当あり
雇用保険
労災保険
厚生年金
健康保険
資格取得支援・手当あり
雇用形態 正社員
<日本語教師の求人に未経験が応募しても難しい?未経験可の求人の具体例2>
会社情報 ○○アカデミー日本語学校
仕事内容 学生対応(カウンセリング、学習支援、進路相談など)
出席率管理
試験運営
行事の企画、運営
その他、学校運営に関わる業務全般
応募資格 下記のいずれかに該当する方
・最終学歴が四年制大卒以上で日本語教師養成講座420時間修了者
・大学で日本語教育の主専攻または副専攻を修了し、卒業した方
・日本語教育能力検定試験合格者
給与 月給23万1,000円 ~
想定年収:303万円 ~
勤務地 東京都新宿区
勤務時間 09:00 ~ 18:00(実働時間:8時間/日)
休日休暇 完全週休2日制(完全土日祝休み)
年間休日120日以上
夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇、産前産後・育児休暇等
福利厚生 交通費支給
資格取得支援・手当
雇用保険
労災保険
厚生年金
健康保険
資格取得支援・手当
時短勤務制度
ライフイベント手当
雇用形態 契約社員(正社員登用あり)
<日本語教師の求人に未経験が応募しても難しい?未経験可の求人の具体例3>
会社情報 ○○〇日本語学校
仕事内容 日本語学習の指導
進学・就職のサポート
校内イベントの企画立案(課外授業、スピーチ大会など)
日本語教師養成講座の運営
応募資格 下記の(1)~(3)のいずれか一つ、および(4)を満たす方
(1)日本語教育主専攻、又は副専攻修了(国内教育機関に限る)
(2)日本語教育能力検定試験合格
(3)四大卒の方で420時間以上の養成講座修了、修了見込みの方
(4)基本的なPCスキルをお持ちの方(タブレット端末、マイクロソフトofficeが扱えること)
給与 月給22万5,000円 ~
想定年収:315万円 ~500万円
昇給年1回
賞与年2回 ※昨年度実績
勤務地 東京都北区
勤務時間 08:30 ~ 17:30(実働時間:8時間/日)
休日休暇 完全週休2日制(完全土日祝休み)
年間休日120日以上
夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇、産前産後・育児休暇等
福利厚生 交通費支給
雇用保険
労災保険
厚生年金
健康保険
定期昇給(業績に応じる)
賞与年2回(9月・3月)
社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)
扶養手当支給(配偶者:月5,000円/18歳未満の子:月2,000円)
交通費全額支給
残業手当支給
教科書支給
外部研修受講料
雇用形態 正社員
※日本語教師の求人について詳しく知りたい方は「日本語教師の仕事・求人」や「日本語教師の求人情報」をご覧ください。
日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介
ここでは、未経験者が「転職を成功させるための対策」をご紹介していきます。ぜひこの内容を参考にして転職活動を行ってくださいね。なお、日本語教師に向いている人の特徴について知りたい方は「日本語教師になるには」や「日本語教師になるには?資格の取り方や仕事・求人状況を解説!」、もしくは「私も働ける?迷っている方必見!日本語学校の先生って多様、こんな人たちがいるんです」や「日本語教師の仕事内容とは?なり方から求人の傾向までを紹介!」や「日本語教師とはどんな仕事? 需要や向いている人の特徴を解説」をご覧ください。
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介1】転職エージェントに登録する
転職を成功させるための対策1つ目は『転職エージェントに登録する』です。転職エージェントとは、求人の紹介から入職に至るまでの“あらゆる場面”においてサポートをしてくれるサービスのこと。転職エージェントに登録すると担当者(キャリアアドバイザー)がつき、求人紹介や選考対策に加えて「履歴書の作成」や「面接の練習」などを行ってくれます。そのため、転職の成功率が格段にアップします!日本語教師への転職に失敗しないためにも、ぜひ転職エージェントを利用しましょう。「日本語教師の求人に未経験から応募して大丈夫?」でも同様のことを伝えています。
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介2】転職スケジュールを立てる
転職を成功させるための対策2つ目は『転職スケジュールを立てる』です。転職スケジュールを立てることで、転職活動をスムーズに進めることができます。したがって、まずは具体的な転職時期を設定してください。なお、転職エージェントのサポートを受ける場合は、エージェントとの連携や登録手続きもスケジュールに組み込んでくださいね。
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介3】企業研究をしておく
転職を成功させるための対策3つ目は『企業研究をしておく』です。面接前に応募した企業を調べ、その企業が求める「人物像」や「ビジネスの方向性」を理解しておくことも重要です。企業が抱えている課題や問題点に対して、自分がどのように貢献できるかについても考えておくといいでしょう。
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介4】スキルセットを明確にする
転職を成功させるための対策4つ目は『スキルセットを明確にする』です。日本語教師には「日本語教育の基礎的な知識」や「教師としての指導力」など様々なスキルが求められます。そのため、自分がどのようなスキルを持っていて、それをどのように活かせるかを明確にしておくことが大切です。転職面接では、「これまでの経験やスキルを当社でどう活かせると思いますか?」と聞かれる可能性がありますので、しっかりと準備しておきましょう。なお、日本語教師に必要なスキルについて詳しく知りたい方は「日本語教師の仕事内容とは?授業内容や必要スキル」や「日本語教師の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介」をご覧ください。
【日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介5】定番の質問を把握しておく
転職を成功させるための対策5つ目は『定番の質問を把握しておく』です。転職者を対象とした面接では、よく聞かれる質問があります。そのため、転職面接では、どんな質問がされるかを想定して、あらかじめ答えを考えておくことが大切です。定番の質問を把握しておくと、余裕をもって面接に臨めるため、事前に考えておきましょう。
日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方へ
日本語教師への転職を考えている方には、転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントを活用すると、転職に関するアドバイスだけでなく、「履歴書の作成」や「面接の練習」なども行ってくれます。また転職エージェントには、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が存在するため、競争率が低い「優良企業の求人」を紹介してくれるかもしれません。日本語教師への転職を成功させるためにも、ぜひ転職エージェントを活用しましょう。なお、当サイトは日本語教師に特化した転職支援サービスです。希望条件に沿った求人情報を提供するだけでなく、丁寧なカウンセリングを通じてあなたの強みや適性を見極め、ぴったりの求人をご紹介しています。日本語教師への転職を希望する方は、ぜひ「会員登録」からご相談ください。教育業界での新たなキャリアに向け、一緒に歩んでいきましょう。
まとめ
では、これまでの内容をまとめると
日本語教師を目指す未経験者必見|未経験者の転職が難しいのかを説明する前に
日本語教師への転職は未経験者でも可能?それとも難しい?
日本語教師の求人に未経験が応募しても採用されない?転職は難しい?
日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方に対策を紹介
日本語教師への転職|未経験者の転職は難しいと感じている方へ
以上になります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。