日付2022/02/08

英語

日本語教師になるためには英語力も必要な時代がやってくる!?

これからの時代の日本語教師は、英語力と資格があれば働き方の幅はグッと広がる!

 

コロナ過で日本語教師の働き方も変わった!?

日本語教師_英語力_資格2-1

 

コロナ過の自粛が始まって、もうすぐ丸2年が経とうとしています。いろいろな生活様式が変わり、それに適応しながら、なんとか日常を取り戻そうとしている毎日が続いていますが、みなさんの生活でも様変わりしたことも多いのではないでしょうか?

我が家の小学生の子供たちも、学校の休校、自粛生活から習い事はオンラインとなって一年が経とうとしています。コロナ過以前からも、オンラインでの英会話や語学学習、習い事はあったと思いますが、コロナ過により一気にオンラインに対する抵抗がなくなり、需要が増えたという記事を読みながら、我が家と同じ!と思わず納得してしまいました。

そんな子供たちは、現在、オンラインで英語と韓国語、そして囲碁を習っています。

その中の英語の先生は、海外在住の日本人の方ですが、日本人に英語を教える傍ら、反対に、英語で外国の方に日本語を教えています。

実際、前述の記事にもでてくるカフェトークなどのオンラインレッスンを展開しているサイトで、日本人英語講師の講座を検索して頂くとわかると思いますが、日本人の英語講師の多くの方は、
その英語力を駆使して日本語教師としても活躍されています。

そのプロフィール欄には、「言語教育の資格だけでなく、英語力があり、初級の方、初めて日本語を習う方でも丁寧に説明します」や「英語で、細かい部分も説明することができます」と、英語力をアピールしているものが数多くあり、やはり英語が出来ることが生徒確保につながるようです。そんな講師の方には英語のレビューもたくさんあります。

 海外との行き来ができない昨今、国内外問わず、日本語教師の先生方も思ったように活躍できない時期ではありますが、こうやって場所を問わず活躍されている方もたくさんいます。特に、日本語教育の資格に合格した方や、養成講座を修了された方で英語力のある日本語教師の需要は非常に高いことは、想像にたやすいと思います。

そこで、これからの時代に日本語教師に求められる資質英語力必要な資格について見ていきたいと思います。

 

これまでの日本語教師の英語力と資格~日本国内~

日本語教師_英語力_資格2-2 

 


 

これまでは、日本語教師になりたかったら日本語教育の資格が先で、「英語力をつけなくては!英語の資格をとらなくては!」と考える方は少なかったと思います。

実際、国内においては、日本語教師の求人の募集資格として、英語力を求められることはほとんどありませんでした。(ただし、生徒さんとの授業外での事務的なコミュニケーションのための簡単な英語力を求められることは時々あります。実際に、国内の日本語学校の求人で英語力が求められたという記事がこちらのサイト(日本語教師は英語力が必要ですか?)にありました。また、日本語教師の求人情報を見ると、数は少ないですが、応募条件として、日本語教育の資格の他に英語力を求めている求人もあります。)

 日本語教師に英語力が必ず求められるわけではないと聞いて、

「じゃあ、日本語が分からない人にどうやって日本語を教えるの?」

と、思う人もいるかもしれません。

日本では、主に日本語は日本語で教える「直接法」という教え方を採用しています。イメージとしては、日本の英会話教室にいる海外から来た英語講師から英語を習うことと同じです。もちろん、日本語を勉強されている英語講師の方もいるとは思いますが、大半の講師は日本語を話せるイメージ、あまりありませんよね?

 それでも、英語のクラスに入れば、何とか知っている単語を駆使して、必死に理解しようとしたり、話そうとしたりします。これが、語学習得への大きなステップになりますが、日本語学校の教室でも同じことが行われているわけです。

「じゃあ、ひらがなも全くわからない人は??」

という質問も聞こえてきそうですが、大抵は、母国語でひらがなや簡単な文法を習ってくる生徒さんがほとんどです。それでも、全くわからないまま来日する方もいます。そういう方でも、不思議なもので、日本語でゼロから教えても、時間はかかりますが、なんとなく段々と覚えて上達していきます。

ここが、日本語教師の腕のみせどころ!醍醐味なのかもしれません!・・・が、ただ、やはり全くの初心者には初めは英語で説明した方が効率的という意見も多くみられます。

こちらのサイト(英語が話せない人でも日本語教師になれる?必要な英語力レベルを状況別に説明します。~担当するクラスが初級の場合~)ではそんな疑問や、直接法、間接法、そして英語力についてわかりやすくまとめられています。もし、直接法や間接法と言う言葉に馴染みのない方は見てみてください。

また、教室用語という基本的に授業で使う言葉を、学習者の母国語を使って説明をする。というやり方もあります。やはり、まるっきりゼロからは難しい部分も感じます。こちらのサイト「日本語教師の英語力って?日本語教師に英語は必要?どんな働き方ができるの?」に、そんな生徒さんの状況が詳しく書いてあります。

 

 

これまでの日本語教師の英語力と資格~海外編~ 

日本語教師_英語力_資格2-3

では、海外で日本語教師として働くために、これまで一般的には英語力は求められていたのでしょうか?

実際、これまでも、海外の日本語教師の求人の募集では、場所によっては英語力が求められ、その能力の証明としてTOEIC700点以上、英語検定2級以上等の資格を求められる場合もありました。 筆者も、そんな求人を何度か見たことがあります。

特に欧米では、日本語を日本語で教える「直接法」ではなく、その国の母語で教える「間接法」を採用している国が多く、その場合は英語が必要な場合があるからです。こちらの記事(「日本語教師の英語力はどれくらい必要?」)では必要な英語力、資格について簡潔にまとめられています。

アジアや、南米など、英語を話すことがあまりない国では授業では英語力は必要ありませんが、先生間のコミュニケーションが英語である場合もあります。日本語専門の語学学校で働ければ、職員で日本語が話せる人は多少いるかもしれませんが、現地の中学や高校、また、企業などで専属の日本人の教師として働くなら、やはりコミュニケーションとして、ある程度の英語力は求められる場合が多いようです。

英語力があれば働き方の幅はグッと広がる理由!

  日本語教師_英語力_資格2-4

 

コロナ過もあり、またインターネットも普及した昨今、場所を問わずに授業をすることはできるようになりました。もちろん、オンライン上でも、英語を使わず日本語だけで日本語教師として教えている方もたくさんいます。でも、生徒を獲得する上において、英語力があることは非常に大きなメリットになるのです。

 特に、欧米の生徒たちは、元々語学を習う時は、母国語、または第二言語の英語で習う「間接法」になれているので、日本語で全くの初級から習うことに抵抗があります。

正直、これは、日本人も同じではないでしょうか? 全く知らない言語を習うと想像した時、まずは日本語で少し基礎を勉強して・・・となると思います。

つまり、日本語を教える資格や経験もあり、更に英語力もあれば、世界中から生徒を確保することも可能なのです!

是非、これから日本語教師を目指している方、今の仕事から転職を考えている方、そして現役日本語教師の方も、日本語教育のための資格だけではなく、英語力も鍛えて、「新しい時代の、新しい働き方」を見つけてみてはどうでしょうか!

そんな時代背景に対応した講座、オンラインに特化した講師養成のセミナーも始まるようです。日本語教育の資格を持っている人限定です。動画を視聴、課題を提出などがあるそうです。

 

やっぱり資格も英語力があった方がいいかも!コロナ過でもこの求人!

日本語教師_英語力_資格2-5

 


 

求人サイトを見ると、やはり日本語教育の資格の他に、英語力は合った方が選択肢は増えるのかもしれません。日本語教師で英語力のある人材を募集の一覧です。海外の情報が多い印象です!

日常英会話から、TOEIC800点などの検定資格を必要とする求人もあります。是非、チェックしてみてください。

 

日本語教師の資格と一緒に英語の資格も取得する方法の一例をご紹介!

 日本語教師_英語力_資格2-6

 

では、どうしたら、英語力のある日本語教師になれるのでしょう?

もちろん、英語習得のために、語学学校に通ったりコツコツ日頃から独学で勉強する方法もありますが、英語も日本語教育も同時に学べる環境もあるようです。

こちらの大学では、日本語教師として学びながら英語コミュニケーション能力を高めることに力をいれているようです。

また、日本語教師の資格を目指しながら、英語教師の資格も取得するというそんなコースもあります。

日本語教師の養成講座をメルボルンやシドニーで受講できるコースもあるようです。ダブルの言語の指導法を学ぶことによって、より、仕事の幅も広がり活躍の場も増えそうですね!

日本語教師転職会員登録